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母の乳がんが発覚して
すずのやさんの母に乳がんが見つかったときには転移しており、歩くことができないほど症状が進行していました。そのため、元気なうちに一緒にしたかったことが、次々とあふれてきます。
『母としたかった7つのこと』の前のお話では、以下3つのことが描かれています。
- 一緒に歩く
- 写真を撮る
- 旅行・遠出
どれも、元気で体力があるうちに、したかったことなのでしょうね。
4つ目・5つ目については、別の切り口から「したかったこと」が描かれています。
母が最初のファンだった
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子どものころから絵を描くのが好きだった すずのやさん。そして、描いた絵を見せると、母はいつもほめてくれました。ですがいつしか、絵を見せるのが恥ずかしくなってしまい、ほとんど見せなくなってしまいました。
もしかしたら、思春期ならではの反応だったのかもしれません。そしてもう一つ、思春期のときに母にしてしまった後悔があります。
スキンシップが恥ずかしい
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年ごろになると、親とスキンシップするのは恥ずかしいと思ってしまうものですね。ですが、もっと触れ合えばよかったと思っている すずのやさん。自分が親となり、子育てをしているからこそ、気づいたことなのかもしれません。
本作では、亡き母のことを思い浮かべながら、一緒にしたかった7つのことがていねいに描かれています。絵を見せたり、スキンシップをしたりするのは、年ごろになると恥ずかしいと思うものですね。ですが、すずのやさんは「もっとすればよかった」と後悔しています。
改めて、親と一緒に過ごせる時間は限られていると感じました。あなたは自分の親としたいこと、ありますか?もしくは、すずのやさんのように後悔を抱えていませんか?
日々を大切に生きることについて、考えさせられる作品です。