©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
受け入れることができなくて
保育園の面談で、初めて発達を指摘されてしまった長男・タロくん。療育相談センターへ通うことを勧められました。ですが、突然のできごとに ばよさんは現実を受け入れることができません。療育に行くということは、タロくんの発達障害を認めることになってしまいそうで、不安を感じています。
ばよさんは1か月、悩み続けた末に、ようやく療育相談センターへ電話をかけることができました。発達検査を受けたところ、言葉の遅れがかなりあるという結果がでました。
タロくんの特性に合わせ、療育教室がスタートしました。ところが、タロくんは療育教室で自由奔放に振る舞います。みんな、次々と自己紹介しますが、タロくんは…。
どうしても比べてしまう「うちの子だけ」
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
療育教室での活動がスタートした ばよさんとタロくん。ですが、ばよさんの期待とは裏腹に、タロくんは自由気ままに過ごしているようです。わが子が集団行動に参加していない状況は、親としてはヤキモキしてしまうものですね。
ですが、タロくんは好きなこともあるようです。夢中で工作に取り組む姿はほほえましいですね。
とてもひとごととは思えなかったできごと
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
©bayo_fantasy
療育教室に通い始めて、半年ほどがたったころ。タロくんは相変わらずマイペースに参加しているようです。そんな中、同じ教室の子が暴れてしまうできごとが起きてしまいました。教室を出ていってしまった親子をみて、ばよさんは自分のことのように心を痛めます。
ばよさんは、何度もどうしてうちの子だけという思いを経験してきました。だからこそ、教室を出ていってしまったママのことを、どうしてもひとごとだとは思えませんでした。
本作では、息子の発達障害に真剣に向き合った母の葛藤がていねいに描かれています。もしも突然、わが子の発達を指摘されてしまったら?誰でも、すぐに受け入れるのは難しいものですね。療育相談センターへ電話するまで1か月かかった様子から、悩みの深さがひしひしと伝わってきます。
それでも、わが子のことを一番に考え、療育相談センターで面談を受けます。タロくんは発達検査を受け、適切なプログラムを紹介してもらえました。スタートラインに立った ばよさん親子を応援せずにはいられない作品です。