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療育センターはどんな所?利用の流れと通所しているママの声

「療育」とは「治療教育」のことを指す言葉です。発達に遅れがある子供たちが、社会的に自立できるように、治療と教育の両面からサポートすることを意味します。療育センターは、発達に遅れがあったり発達障害などの特性を持っていたりする子供たちが通い、より生活しやすくなるようにトレーニングをする場所です。この記事では、療育センターの役割や利用方法を紹介しつつ、実際に利用したことがあるママの声もお伝えします。

PIXTA

療育センターは何をする場所?

療育センターは、発達に遅れが見られる子供たちがサポートを受けながら、自立に向けてトレーニングをする場所です。施設によって医師、保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門家が在籍し、子育てのサポートを受けられます。

療育の内容は子供の特性や状況によって異なり、どのような療育が適しているかは専門医が判断をします。

どうすれば利用できる?

書類 ペン amana images

療育センターを利用するには、自治体から受給者証の交付を受ける必要があります。市町村や子供の状況によって手続きが違うため、まずは居住している自治体に、サービスを利用したい旨を相談しましょう。

例えば横浜市の場合、以下のような手順で利用を開始できます。

  1. 利用相談
  2. 障害児通所支援事業所の見学
  3. 申請書等の提出
  4. 面接調査
  5. 受給者証の交付
  6. 事業者との契約・利用開始

療育センターの利用を検討しはじめたら、自治体の担当窓口に相談をしましょう。どの部署に相談すればいいかわからない場合は、子育てに関連した部署に問い合わせて確認するとよいでしょう。

相談後、具体的な通所施設の見学をし、通いたい施設があれば申請を行います。さらに、通所に適しているかどうか面接調査を経て、受給者証の交付、利用開始となります。

申請後、交付まではおよそ2週間から1ヶ月かかるとされています。

見学時のチェックポイント

1歳 抱っこ 背中 PIXTA

療育センターを見学するときは、下記のようなポイントを確認しましょう。

  • 療育の内容
  • 1日のスケジュール
  • スタッフの様子
  • 他の子供たちの様子
  • 利用料金
  • 利用時間
  • 送迎の有無

療育の内容はもちろん、料金や利用できる時間など、各家庭の生活に合った場所であることも大切な条件です。複数の療育センターを見学するなら、各項目についてメモをしておき、後で比較してみてもよいですね。

出典元:

療育センターにわが子を通所させたママの声

口コミ PIXTA

実際に療育センターに子供を通わせていたママの声をご紹介します。療育センターでの活動は子供によって異なりますが、サポートや相談を通じて子供やママが変化したことや、感じたことを参考にしてみてくださいね。

後悔するよりは通ったほうが良い

息子は10ヶ月検診から運動面でも引っかかったのもあって療育通っています

『療育は早いほうがいい』と聞きますし、3歳ぐらいになってあの時やっておけばよかったと後悔するよりは、心配なら療育通った方がいいと思います
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子供が10ヶ月のときから療育に通っているというママ。後で通わなかったことを後悔するよりは早く通い始めたほうがよいと感じているそうです。

発達面で気になることがあれば、自分だけで療育の必要性を判断せず、まずは専門家にアドバイスを求めておくと後悔がないかもしれませんね。

子供との遊び方の勉強になる

1歳半健診で、ほぼクリアできず1歳ぐらいかなと判断されました。
療育というか、発達支援教室行きました。
迷うことないです。いいことだらけですよ。

子供は楽しく遊ぶし、保健師さんが一緒に遊ぶから新鮮だし、私はこういう遊びをしたらいいのかーと勉強になったし。初めての育児で、相談できる相手もいないと、子の成長を促す遊びって、よくわからないですよね。
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「迷うことないです。いいことだらけですよ」と言い切るママ。子供にとっては新鮮な遊びの場で、ママにとっても相談をしたり関わり方を学んだりする、よい場になっていたようです。

療育の内容や雰囲気はセンターによって異なりますが、子供にとっても親にとってもプラスだと感じられる場だとよいですね。

子供が周りの子との関わり方を学ぶ良い機会

2歳になってすぐに療育センターに相談して今年の4月から週一のグループ療育に通ってます。
私が通っている所は9:30〜11:30で自由遊び体操手遊び製作おやつ歯磨きの流れで親子療育です。
心理士さんや作業療法士言語聴覚士さんも毎月来てくれるみたいで言ったら相談予約ができるみたいです。
週1ですがまだ保育園にも行ってないので周りの子との関わり方も学べるいい機会だなと思ってます。
まだ通い始めたばかりで言葉がでてる実感はないですが出来ることも増えて歌を歌えるようになったので期待してます😳
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療育の内容によっては「グループ療育」といって、他の子供と一緒に過ごす場合があるようです。投稿者も話しているように、保育園などの集団生活を始める前の子供にとっては、人との関わり方を学ぶ貴重な場にもなりそうですね。

歌を歌えるようになって期待しているというママ。発達に対する不安が期待に変わったことは、子供にとってもママにとってもうれしいことでしょう。

わが子に合った成長のサポートができる場所

子供 パズル 手 PIXTA

療育センターは、それぞれの子供に合った成長へのサポートをしてくれる場所です。いずれ社会に出ていくうえで役に立つ力を育てるため、専門家が力になってくれます。

「発達が心配」「わが子は少し育てにくいかも…」など、不安な気持ちを抱えているならば、ぜひ一度自治体の窓口に相談してみましょう。子育てを一緒に考えてくれる味方が増えれば、ママ自身の不安な気持ちも和らぐかもしれません。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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