©神谷もち
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夫の言葉で、ようやく解放された
娘が生まれたときから、勝手に娘の容姿で悩み続けていた ゆうみ。つい、夫の前で「娘はブス。将来は整形させる」と言ってしまいます。この言葉がきっかけで、ゆうみは家を追い出されました。
その後、外で頭を冷やし、家に戻って再び夫と向き合います。すると、夫は「世の中は複雑だ」という話をしてくれました。ですが、それでも娘の将来を悲観してしまいます。不安を打ち明けると、夫は「自分が守る」と力強く宣言してくれたのです。
夫婦げんかは終息へ
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娘の容姿のことでずっと悩み続けていた ゆうみは、感情が爆発してしまいます。ですが、このできごとがきっかけで、ようやくコンプレックスから解放されました。実は、劣等感でがんじがらめになっていたのは自分だと気づきます。
そして、これからは娘のためにも強くたくましくなることを決意。
悩みから解放された、その後
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夫と本気でぶつかりあえたことがきっかけで、つき物が落ちたゆうみ。娘の容姿で悩むことはなくなり、今は日々の生活を楽しんでいるようです。そして、今度は心から世界一かわいい娘と感じているようです。
本作では、娘の容姿のことで悩み、将来を悲観してしまう母親の姿が描かれています。実は、ゆうみ自身が学がなく苦労してきました。そのため、キャバ嬢として働きながら、容姿を磨き続けた過去があったのです。いつの間にか、自分のコンプレックスを娘に押しつけ、勝手に悩んでいたことが判明しました。
改めて、自分のコンプレックスとの向き合い方について、考えさせられました。子どもが生まれたタイミングで、コンプレックスが再燃することも。ですが、子どもは親の所有物ではありませんね。過度に期待したりすることなく、ありのままのわが子を受け入れることの大切さに気づかせてくれる作品です。