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サポート教室の活動内容を聞き、「楽しそう」と引き込まれたポム子ちゃん親子。新しい場所での活動に、ワクワクした気持ちでいっぱいです。
ところが、最初に感じた「かみ合わない」という感覚は、間違えていなかったようです。友だちの話をした途端、室長に一瞬の間が生じました。何を意味しているのでしょう?
「自分から手を伸ばす」子どもの成長物語
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本作では、集団の中や同世代の子と関わろうとすると心も体も緊張し、硬直してしまうポム子ちゃんの成長ストーリーが描かれています。ある日突然、「友だちがほしい」と言い出したことがきっかけで、ポム子ちゃん親子は手探りで交友関係を広げようと動き出しました。
ところが、友だちを作ることは、ポム子ちゃんにとってはハードルが高いこと。想像以上に難航しますが「友だちがほしい」という気持ちを大切にしながら、一歩ずつ行動し、自分から声をかけられるほどに成長します。
子どもが小さな一歩を踏み出すのをちゅうちょする姿は、親としてもどかしく感じることがあるかもしれません。ですが、著者・かあさんさんは、決して子どもを急かしません。子どものペースを大切にする かあさんさんの姿勢が印象的です。
ときには親の助けを借りず、子ども自身が目標に向けて手を伸ばす瞬間があるものです。ポム子ちゃんの小さな一歩が大きな勇気となり、未来の自信へとつながる様子が描かれる本作。作中では何度も、ポム子ちゃんに温かいエールを送りたくなるでしょう。また、かあさんさんからの視点を通して、親の「見守る勇気」について考えさせられます。自分たちのペースで成長していく親子の姿に、胸がジーンと熱くなるお話です。