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母子家庭で育つ小4男子の「教科書が消えた」「絵の具セットがない」物が盗まれて考えたこと

皆さんは、わが子が学校でどのように過ごしているのか、気になることはありませんか?学校では勉強以外にもたくさん学ぶこと、経験することがあります。そういった経験のなかで、大切なことに気付くこともあります。今回ご紹介する作品は、愛すべき宇宙人(@aisubekiutyu_jin)さんの作品で、小学校4年生の男の子があるトラブルに巻き込まれるなかで、ある大切な感情に気付くエピソードです。『ぼくの教科書がありません』をご紹介します。

©aisubekiutyu_jin

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理科の教科書が見当たらない

イチくんは、小学校4年生です。イチくんの家は母子家庭で母親は仕事を掛け持ちでしているため、とても忙しそう。しかし、イチくんはできることは率先してお手伝いをして協力していました。

いつものように楽しく学校に向かったこの日。イチくんは異変に気が付きます。なんと、机に入れっぱなしにしていたはずの理科の教科書が見当たらないのです。いったいどうしたのでしょうか。

次々と消えていく学用品…

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学校のものが次々となくなってしまったイチくん。最初は教科書、そのうち絵の具セットや習字道具も見当たらなくなってしまいます。最初は、自分がなくしてしまったのではないかと思っていたイチくんですが「誰かに盗まれている」ということに気が付きます。

しかし、イチくんはなかなか先生や母親に相談ができなかったといいます。仕事を頑張って支えてくれる母親に、心配をかけたくなかったのです。

小学校4年生はまだまだ幼い部分もありつつ、人への気遣いやプライドも育つとき。誰かに気軽に相談しにくいと思う年代の子の悩みを聞き出すのは、意外と難しいのかもしれません。

大人になり思う「人を傷つけることは、自分を傷つけること」

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イチくんは最終的に勇気を出して母親に相談し、母親は新しい学用品を買い直してくれました。そして後日、イチくんのなくなったものは後日無事に発見されましたが、誰が盗んだ犯人かはわからないままだったといいます。

大人になったイチくんは、当時自分のものを盗んだ相手に対して「人を傷つけることは、自分を傷つけること」と訴えます。複雑な年代の子どもだからこそ、相手へのマイナス感情から、いけない行動に出てしまうこともあるのかもしれません。わが子の悩みに寄り添い、人や自分を傷つけることがないように見守ることが大切ですね。

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ぼくの教科書がありません

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