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ガンを経験した私ができること
ガンの診断をうけた当時、私は21歳。そのころはまだ若かったこともあり、いまいち事の重大さを理解できていませんでした。
結婚して、出産して母という立場になってからやっとガンと向き合えたというか…、ありきたりですが「健康って大事だな」と思えるようになりました。一生のうちにガンと診断される確率は、男性65.5%、女性51.2%で2人に1人だそうです。
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子どもがいると自分のことは後回しになってしまうことが多いですよね。私の場合、自覚症状が全くなかったのですが、もし多少症状が出ていたとしても、子どもがいる今の状態であれば自分の通院は後回しにしていたと思います。
「調子は悪いけど、そのうち治るだろう」と無理して頑張ってる方もたくさんいると思います。でも、後回しして良いことなんてない。自分の健康を少しぐらい優先してもいいと思うんです。
私の経験が、この記事を読んだ方のなにかのきっかけになれば幸いです。
- がん情報サービス「最新がん統計」(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html,2024年6月30日最終閲覧)
ガンの始まりは健康診断
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始まりは会社の健康診断でした。一緒に健康診断に行っていた先輩と「この後ランチ行こう」なんて話しながら一通り検査を終え、最後の診察の時でした。
なんだか、やけに長い…!
能天気な私は「しっかり診てくれる先生なんだな」ぐらいにしか思っていなかったんですが、「最近声が出しにくいと思ったことはありませんか?」と聞かれ、だんだん嫌な予感がしてきました。そして長い診察の後、先生が言ったのは「甲状腺が腫れているので再検査通知がいくと思います」との言葉。聞きなれない甲状腺という言葉に一瞬不安になりましたが、まぁたいしたことはないだろうという謎の自信でその日の健康診断を終えました。
健康診断の結果を受けて
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健康診断が終わってから、特に気にすることなくいつも通り過ごしていた数日後。健康診断結果と資料請求していた保険の資料が同時に届きました。
成人したし、そろそろ保険に入ろうかなと資料請求してたんです。健康診断結果は言われていたとおり【要再検査】。多分このタイミングじゃなければ、仕事を理由に再検査は受けなかったと思います。ですが、保険の資料にを確認して、再検査後じゃないと申込ができないことを知り、半ば仕方なく再検査を受けることにしました。
甲状腺が何科なのかも分からず、子宮頸がんも要再検査だったので1回で終わるであろう大学病院へ行くことに。若かった私は自分がガンだなんて、このときはまったく想像できていなかったのです。
みなさんは会社の健診で要精密検査などと言われたことはありますか?たとえ若くてもガンと診断される人はいます。軽く考えずに必ず検査を受けるようにしてくださいね。