©海原こうめ
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がん治療の影響で妊娠はほぼ不可能であると説明を受け、子どもを望んでいたシカさんの心は大きく揺れました。
しかし、医者から子どもを希望するかどうか聞かれたとき、シカさんは「いりません」と即答しました。夫には余計な罪悪感を持たず、がんの治療に集中してほしいと思ったからのようです。
夫婦で導き出した幸せのかたち
©海原こうめ
このお話は、不妊治療中に夫ががん告知を受けた夫婦のエピソードを漫画にしたものです。30歳を目前に不妊治療を始めたシカさん。そんな矢先に、夫に大腸がんが見つかります。
「子どもがいる」「結婚をしている」「お金がある」…「幸せ」に対する指標は人それぞれ異なります。何かを諦めることで、失う悲しみがあるかもしれません。ですが、選択肢を「諦める」のではなく、自分で「選んだ」と思えるのであれば、気持ちの向き方や歩み方も違ってくるのかもしれません。
様々な葛藤を抱きながらも、2人で生きる道を選んだシカさん夫婦。『不妊治療中にがん告知されました』は、一瞬一瞬を大切に思いあいながら支え合う夫婦の姿から、「幸せ」のかたちについて考えさせられるお話です。
海原こうめさんのブログ『妊活は忍活!?アラフォー不妊治療体験記その後』