大学でかかるお金は学費だけじゃない!入る前にかかる「受験費用」の真実
我が家の長女は現在大学2年生です。2年前に一般入試で大学受験をしました。私は3人の子どもがいますが、初めての大学受験。まさかこんなに費用がかかるのか・・・と想像以上で正直びっくりしました。大学入学後のために貯めていたお金をこの時点で使うことになってしまったからです。では実際何にかかったのか、前編後編に分けて詳しくまとめていきます!
1. 受験料
【一般受験】1試験30,000円〜35,000円【共通テスト】18,000円〜
大学受験をする時は各学校の学部ごとに受験代がかかってきます。その他にも、いろんな手続きのための費用がかかりました。
・受験料納入時の手数料・・・1出願につき700円〜1,200円
・願書郵送代・・・簡易書留速達で送ると1件約720円
うちの娘の場合は受験校7校、一般試験10つ、共通テスト利用3つ受けたのですが、受験料だけで計364,929円(手数料含む)/願書郵送代4,520円かかりました。絶対現役!と思っていたのでつい多く受験してしまい、最終的には結構な額に。カード請求が来た時の恐ろしさはとんでもなかったです…。
同じ大学で2学科以上受けると割引になるなど、各学校によっても金額は異なります。娘の友達の受験料は約25万円〜50万円と受ける数によって幅がありました。
2. 受験時の交通費・宿泊費
住んでいる場所や、受験会場によっては大きな費用がかかる
試験会場まで電車ですぐ行ける場合もあれば、遠方の大学を受ける場合飛行機代・新幹線代・宿泊代など付き添いの人の分もかかったりと、大きな負担になることもあります。
うちの娘の場合は、会場までがそんなに遠くなかったこともあり電車代のみだったため、そこまで負担にならずに済みました。娘のお友達の中には、地方受験のため飛行機とさらに現地でレンタカーを借りて保護者の運転で試験会場に行った子もいました。試験会場近くでスポーツイベントやライブがある日に当たってしまうと、宿泊費が高くつくこともあるようです。
遠方の大学を受ける可能性のあるご家庭は、受験時の交通費・宿泊代なども視野に入れておくと安心かもしれません。
3. まさかのダブル入学金
私立:平均26.4万円/国公立:平均28.2万円
実は入学金は、入学する1校で済めばラッキーなのです。補欠や追加合格になった場合(意外と多い)2つの学校の入学金を払うことになります。国公立はもともと合格発表が遅いため、滑り止めの私立大学とダブルで支払いになる可能性が高いようです。
うちの娘の場合、第一志望に補欠合格していた場合は補欠の結果を待つため入学金をダブルで支払う可能性があったのですが、補欠合格にはならず。ダブル支払いをできるだけ避けられるよう、合格発表日と支払期日を見て受験日程を組むのがとても大変でした。
ただ、一生懸命組んでも、補欠合格の場合は入学金を払うしかなく、そればかりはやむおえません。ダブル払いになっても志望校に合格してほしいと思うのが、親の願いですからね…。
大学受験費用は意外と大きい
大学の一般受験には、準備費用から受験費用まで思いもよらない支払いが発生してきます。その点推薦入試の場合は一般受験の受験費用やダブル入学金などの費用がかからないため、受験時でかかるお金の負担が大分変わってくるなという印象でした。
これだけかかる可能性があると知るだけでも、準備する心持ちが変わってくると思います。私もかかるとは聞いていたものの実際娘が受験を迎えて初めて直面したので、皆さんにはぜひ早くから準備をしておいて欲しいと思い、この記事を執筆しました。
推薦入試でも一般受験でも、子どもたちが希望の進路に進めるよう、親は余裕を持って教育資金を準備できるのが理想だなと改めて思いました。正直「かかりどき」は想像以上にお金がかかります。「貯めどき」の皆さん今からしっかり準備を!かかりどき仲間は奨学金などもうまく利用しながら一緒に乗り越えていきましょう。