日本中に浸透しつつある「マタ旅」に賛否両論!
「マタ旅」という言葉をご存じでしょうか?マタニティと旅を合わせた造語で、妊娠中の旅行を意味します。
ツアーのパンフレットや雑誌の特集などで頻繁に使われるようになったので、知っている方も多いかもしれませんね。
最近では、2015年秋大人気放送中のドラマ「コウノドリ」で、マタ旅を計画する妊婦さんが登場しました。
ドラマ中では、主治医が妊娠中の旅行の危険性を訴えるのですが、この放送を機にネット上では「妊娠中の旅行は危険だから控えるべき」という投稿が増えたように感じます。
妊娠中の旅行・マタ旅をめぐる賛否のコメントをまとめました。
「危険すぎる!」反対派の意見
反対派の意見の多くは、妊婦さんとお腹の赤ちゃんのことを気遣ったもの。
一部をご紹介します。
出産の危険性をあなどらないでほしい
「予定通りに生まれるのが当たり前」と考えがちですが、もしもの場合を想定しておく必要もありそうです。
観光地では飛び込み出産が問題に…
観光地の病院では、飛び込み出産の受け入れ態勢が整わなかったり、妊娠の経過がわからなかったりと、いろいろ問題になっているようです。
ディズニーランド周辺の病院も、この問題に頭を抱えているのだとか。
旅行会社やメディアが「マタ旅」を推しすぎ!
「マタ旅」押しのツアーや旅館、メディアが多いのも事実です。
「産後は大変だから」賛成派の意見
賛成派の意見は、実際にマタ旅をした人からの投稿が目立ちました。
出産したら、夫婦旅行は行けないから…
雑誌や旅行会社が作ったといわれがちな「マタ旅」ブームですが、妊婦さんのニーズがあったからこそここまで流行っているのかもしれません。
仕事は出産直前までさせるのに、旅行はだめ?
仕事では「妊婦だから」と体調を気遣ってもらえないのに、遊びに行こうとすると「妊婦だからダメ!」では、確かにがっかりしてしまいそうです。
産休に入ってから旅行すると出産間際になってしまう
これまた鋭い指摘です。
私の周りにも、産休取得と同時に海外旅行へ旅立った妊婦さんがいました。
里帰りなどで飛行機に乗ることもある!
旅行や娯楽のためではなく、飛行機に乗ったり遠出しなければならない人も。
これはもう仕方がない気がします。
賛成でも反対でもない…新しいアイディア!
一方で新しいアイディアを提案する人もいます。
赤ちゃんを預けて旅行しやすくすればいい!
産後、旅行や息抜きがしづらい日本独自の文化が「マタ旅」ブームの根源だと指摘する人も。
「産後は苦労する」という考えが一般化しているからこそ、出産前に「お楽しみ」を体験しようと思う人が増えるのかもしれません。
マタ旅を計画中の人は、主治医とよく相談して
マタ旅をめぐってはさまざまな意見がありますが、どれも妊婦さんや赤ちゃんのことを考えて発せられたもの。
妊娠中の旅行を計画している方は、担当の産婦人科医に相談してアドバイスをもらうのがいいかもしれません。