子供の安全を守り、人様に迷惑をかけないための道具「迷子ひも」
筆者が迷子ひもを買ったのは長女が1歳半の頃、二人目の妊娠がわかったタイミングでした。
雪国なので冬場外に出るときはソリか抱っこ紐ですが、切迫早産の診断を受けたので、なるべく力の要ることはしないように安静を指示されていました。でも上の子もいて、外に全く出ないわけにもいきません。
そんな時に思い立って買ったのがこの迷子ひもでした。同居の義母や実家の母は最初はどうしても抵抗があったようですが、お祭り会場やテーマパークなど一緒に使い始めてだんだんと良さがわかってきたそうです。
使って良かったシチュエーション
批判の的になってしまうので、もちろん紐だけ持って引きずり歩くなんてことはしません。手を繋いだ上での保険の意味で付けて一緒に歩いていました。
次女が生まれた後は、次女のベビーカーに迷子ひもを繋いで長女をベビーカーのステップ部分に乗せて外出しています。急に長女がベビーカーから飛び降りても安心して一緒に歩けます。
筆者が迷子ひもがあって良かったなあと思ったシチュエーションは下記の通りです。
- テーマパークやお祭りなどの人ごみや列
- ATMの操作時
- 道路上で手を振りほどかれて走り出された時
- 病院での問診票の記入時
- 飛行機の手続きや電車の切符を買うとき
- 公共交通機関に乗っているとき
- 外出先で親がトイレのとき
外出先のトイレでは特に大活躍!
特に外出先のトイレでは本当に役に立ちました。絶対にやめてねと言っても幼児には通用しません。逆にこっちの反応を楽しんでトイレのドアの鍵を開けて出て行ってしまうこともあります。今までヒヤヒヤしながら用を足していた筆者も、迷子ひものお陰で劇的にトイレで安心できました(笑)
「犬みたいでやだ!俺は使わないぞ!」と全否定していた筆者の実父も、一度空港で歩いていた際に手を振りほどいて人ごみに突進していく孫娘を追いかけて「…やっぱり必要なものなんだな」と、息も切れ切れになりながら納得したようでした(笑)
迷子ひもに対する周囲の反応は?
今時の迷子ひもは可愛いデザインも多く、一昔前の「犬のハーネスみたい」という感じもなくなってきました。実際筆者の長女も祖父に買ってもらった迷子ひも付きリュックを喜んで身につけてくれます。
実際に銀行のATMの操作をしていて長女がどこか行きそうになった時、それを迷子ひもが阻止しているのを見た年配の方に「便利ねえ、私の頃はそんな良いものなかったわ」と声をかけられることもありましたし、横断歩道で赤信号を待っていて、繋いだ手を振りほどいて駆け出そうとした長女を迷子ひもで引き止めるのを目の当たりにした男性に「ああ、びっくりした。良かったねえ紐があって」と言われたこともありました。周りの反応は悪くありませんでした。
迷子紐に対する口コミ
賛否両論の迷子ひもですが、ママ以外の人からはどう思われているのでしょうか?迷子ひもに関する声をご紹介します。
店員からは「むしろ安心!」
お店で働く店員さんからは、迷子ひもを付けているお子さんの方が予想外の動きをしないから、ひやひやすることもなく安心できる!という声も上がっています。
お店に子供を連れて行くと、危ないところにすぐ入って行ってしまったり、壊れ物に触ったりして、親だけでなくお店の人もひやひや・・・なんてこともありますよね。
迷子ひもはそんな「ひやひや」を防ぐために一役買ってくれそうです。
子育て世代以外の方の支持者も!
こちらはお子さんのいない方のツイート。 やはりヒヤヒヤを安心に変えてくれるので大歓迎なんだそうです。
うちの子も普段は手を繋いで歩いてくれますが、機嫌の悪くなった時や通りの向こうに犬が見えた時など急に手を離してしまうこともあります。 筆者も車を運転するので、子供が生まれてからは車や自転車を運転している時に道路に迷子紐を付けない小さな子供がいると飛び出さないかドキドキするようになりました。
間違った使い方をしないために
どんなに便利でも迷子ひもはあくまで保険です。手を繋いだ上で目を離さないように使用することがとても大事だと思います。 ATM操作などやむを得ず目を離さなければならないときや、どうしても手を繋ぎたがらない時は短めに持つか、ベビーカーに乗せるなど対策を採りましょう。
正しい使い方をしないと見た目が悪いどころか、子供が首に巻きつけてしまったり、人様に迷惑をかけてしまったりすることもあるので注意しましょう。
おすすめの迷子ひも5選!
リュック型のものが主流の迷子ひも。男の子、女の子、それぞれにおすすめの迷子ひも5選をご紹介します。
これから迷子ひもを購入しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
キュートなキャラクターモチーフのハーネス付きリュック
キュートなキャラクターのモチーフで、子どもが喜びそうなハーネス付きのリュック。
長さ調節が可能なので、子どもの体格や成長に合わせやすく使いやすいですよ。
女の子におすすめ!天使の羽つき迷子ひも
汚れても洗濯可能な迷子防止ひも。天使の羽が付いていて、とてもかわいらしいデザインになっています。
ポップな色展開で目を引きやすく、身につけていても邪魔になりにくい作りになっているのもポイント。手頃な価格でうれしいですね。
男の子には、なりきり恐竜スタイルで!
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こちらは男の子にオススメの恐竜型リュック。 これなら嫌がることなく自分から背負ってくれそうです。 小さな子がこれを背負ってトコトコ歩く後ろ姿を想像すると、公園などで注目を浴びること間違いなしのカッコかわいいデザインです! もちろん紐部分はTPOに合わせて外すことも可能。
中には大好きなおもちゃを入れて、お散歩やお出かけがますます楽しくなりそうですね!
ぬいぐるみをおんぶ!アニマルリュック
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パステル調な色みでユニコーンのモチーフが作られた、ハーネス付きリュック。女の子におすすめです。
しっかりと中に物も入れられるので、子どものおやつや小さなおもちゃなどを入れてお出かけするのもよさそうですね。
かわいいモチーフの迷子防止ひも
にっこりと笑ったハチが目を引く、ハーネス付きリュック。黄色やオレンジのテイストで、子どもが身につけていると目に止まりやすそうでおすすめ。
サイドにポケットなども付いているので、リュックとしての機能もばっちりですよ。
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ベスト型で子供が違和感なく付けられるこちらの商品は、肩ひも部分で調整が可能なため、ジャケットなどをした上からでも着ることができる迷子防止のひもです。ベスト型のため、通気性がよく、丸洗いも可能です。
何よりも大事な子供の安全
子供の頃、迷子になった経験がある人は少なくないはずです。不審者に声をかけられた経験のある人もいるかもしれません。交通事故を目撃したり、自分が被害者になったりしたことがある人もいるはず。小さな子はその全てにおいてリスクが高いのです。可能なあらゆる手段で安全を確保したいとは思いませんか?迷子ひもはその選択肢としてとても有効かつ簡単なツールになります。
家族に反対されて買えないという方は、その反対している人には実際に使ったことのある人の口コミ、記事を見てもらってください。そして実際に買って、使っている所を見せることです。筆者の身内も使っている様子を見てだんだんと抵抗が減っていきました
今では家族で「外は暑いから帽子被ろうね」と同じニュアンスで「外は危ないからひも付けようね」と娘に言い聞かせています。
周りの反応を気にして買えずにいるお母さん、批判されて嫌な思いをしたことがあるお母さん。
他人は他人、うちはうち。使い方さえ間違えなければ他人に批判されるいわれはありません。うちの子には必要だなとお母さんが思ったら必要なものなのです。後悔先に立たず。何よりも各家庭の防止策が重要です。
他人の言葉など気にせず、堂々と子育てしてくださいね。