10月2日に国内初の女性向け医療保険が発売されます!
9月5日、日本生命は「特定不妊治療」をサポートする国内初の保険を10月2日に発売すると発表しました。
その名は女性向け医療保険「シュシュ」。不妊治療費を保障する民間保険は4月から解禁されましたが、国内の発売は初めてです。
不妊治療費の体外受精、卵子に精子を直接注入する「顕微授精」は健康保険の対象外で、1回にかかる費用は約30~40万と言われています。
公的助成制度が15万円(初回30万円)が支給されますが、回数が増えれば患者負担はそれだけ大変になってしまいます。
「シュシュ」ではこれらを保障対象としています。民間の保険で不妊治療費の保障が期待されていた昨今、やっと誕生しました。
女性向け医療保険「シュシュ」とは?保険の内容をご紹介
「シュシュ」とはどんな保険なのか、内容をご紹介します。
誤解のないように、ご精査なさってみて下さい。ご夫婦でご検討されることをおすすめ致します。
シュシュの基本情報
- 加入対象者:女性
- 加入対象年齢:16歳~40歳
- 保険期間:10~20年
- 保障内容:三大疾病、特定不妊治療と出産祝い金、満時期の一時金
特徴1. 三大疾病への保障
女性向きの保険に見られますが、がん、急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病にかかりか死亡した場合一時金300万円を受け取れると言うのか「シュシュ」です。
それに加え、不妊治療の保障も受けられるのです。(男性側に原因がある場合も保障、すでに不妊治療経験者でも入れます。)これは、今までにない保険です。つまり、三大疾病への備えと合わせ、不妊治療への積み立てもできるという事なのです。
特徴2. 特定不妊治療保障と出産時の祝い金
「シュシュ」の最大の売りは出産時の祝い金や特定の不妊治療を受けた時に保障があるということです。
不妊治療が必要な女性でも加入でき、加入2年後から不妊治療費を保障。1回5万から10万円の給付金を最大で12回まで支払うとのこと。また、出産後も保障もあります。
以下に詳細を書きますので、ご参考になさってください。
不妊治療の保障
- 特定不妊治療:1~6回目まで1回につき5万円、7~12回目まで1回につき10万円
最大90万の保障が受けられる仕組みになっています。
出産後の保障
- 1人目:10万円
- 2人目:30万円
- 3人目:50万円
- 5人目以降は100万円
こちらは祝い金という形で不妊治療の有無に関わらず、もらえます。
特徴3. 満期時の一時金も保障
月々の保険料は1万円前後で契約満了時は最大200万円の一時金を得られます。
これは大きな額です。30歳で加入したとして、10年以上たってこのような一時金を受け取ることができれば、入って損はないわけです。まして、不妊治療の積み立てや、出産祝い金も頂けるのは嬉しいことですね。
年齢を重ねれば、お金はますます必要になります。備えあれば憂いなしと言うところでしょうか。
加入の際の注意点
本当にありがたい内容の保険ですが、注意点があります。
- 不妊治療の保障は加入後2年経過してから受け取ることができる。
- 加入後1年以内の出産の祝い金は出ない。
- 出産と不妊治療の給付金を受け取ったら、満時一時金から差し引かれる。
今現在不妊治療を行っている方にとっては、2年後にしか保障が出ないというのは少しネックかもしれません。その他、気になる点は加入前にしっかり確認することが大事です。
「シュシュ」に関してみんなはどう思う?意見紹介
次に、「シュシュ」に関しての意見をまとめてみました。
日本で初、業界で初の保険ですので、注目度が大きいのも事実ですが、まだ発売前なので、皆様としては期待半分、不安半分といったところでしょうか。
皆様の声は慎重なものが多いです。
嬉しい!
今まで不妊治療のための保険が無かったことから、今回の登場に対して純粋に「嬉しい!」という喜びの声もありました。これから結婚や出産を考えている女性にとっては、確かに加入を検討したい保険の1つだと思います。
実際治療は保険の保障だけでは全然足りない、という声もありましたが、今まで無かったことに比べれば多少でも前進と言えるのではないでしょうか。
気になった!
このように思われる方が多いかと思います。
不妊治療をする方は年々増加しています。そうなると、現実問題として治療に掛かる額が気になるのも事実です。それを保障してくれる保険が出た、となれば興味津々だと思います。
自分のケースに当てはめて、しっかり検討することが大事ですね。
40歳までというのが引っかかる
不妊治療を始める方で40歳以上の方もいらっしゃいます。
年齢の上限をもっと上げて欲しいと思われるのも無理のないこと。不妊治療だけでなく、三大疾病について意識し始める年齢自体も40歳以上が多いかと思いますから、上限を上げた方が保険に入りやすいのではないでしょうか。
今後改善された保険が出てくることを願います。
今治療中の人たちにも欲しい
前述したように、不妊治療の保障が受けられるのは加入から2年後です。将来不妊治療に備える場合には有効ですが、今治療中の方にとっては「もう少し手を差し伸べてほしかった」というのが正直な気持ちではないでしょうか。
ですが、今まで不妊治療への保険はなかったのに、今回新しく出来たということがまず一歩前進ではないでしょうか。今後、終身医療保険への特約に付けられる、などのオプションも出てくるかもしれません。
誤解のないようにしましょう!
10月にニッセイから出る保険「ChouChou!(シュシュ)」は、不妊治療だけが対象の医療保険ではありません。
3大疾病を保障する医療保険に、出産祝いと不妊治療サポートを盛り込んだ、国内初の保険です。
お間違えのないよう、お願いします。 出典: money-money-more.seesaa.net
そうですね。慎重なご意見です。
ここのところが誤解しやすいところなのです。「シュシュ」は不妊治療のみ対象ではないのです。この方が書いていらっしゃる通り、3大疾病を保障、それと共に出産祝い、不妊治療のサポートもありということです。
このように慎重に考えて頂ければ、トラブル回避になりますね。
「シュシュ」が不妊治療費の悩み軽減になることを願って
いかがでしたか。
不妊治療を受けて何年か後に妊娠、現在子育て中の女性が何人かいます。彼女たちは「赤ちゃんがほしい」という一念で心身ともに大変な思いをして何度も治療を受け、成功しました。
費用の面でも苦労があったかと思います。彼女たちの治療時はこのような保険はありませんでした。
現在、不妊治療の費用は深刻な問題となっています。助成金だけでは賄いきれない現実があるからです。今回、発売される「シュシュ」が、赤ちゃんを望む女性たちの希望となってくれることを切に願っています。