共働き家庭の子ども、習い事は工夫が必要?
夫婦共にフルタイム、保育園や学童へのお迎えが毎日夜7時ごろとなれば、平日の習い事は難しい…そういった悩みを抱えるご家庭はあるでしょう。夫婦の働き方にもよりますが「時間的に余裕がない」という家庭が多いのではないでしょうか?
子どもに習い事をさせると、以下のような対応が必要になる場合があります。
- 習い事の場所まで送迎
- 当番や練習の付き添い
- 発表会や大会への参加
- 習い事による生活リズムの変化
- 先生やほかの保護者との交流
どんな習い事をさせるかによって、負担は異なります。また、忙しい平日に習い事を組み込むと、帰宅後の食事やお風呂など生活リズムへの影響が気になりますよね。
共働き家庭の習い事のポイント
「子どもがどうしてもやりたいと言っている」「小さいうちから習わせたいものがある」という場合は、家族みんなが無理のない範囲で習い事を検討しましょう。
様々な家庭を見てきた保育士として筆者が考える、習い事を始めるときのポイントは以下のとおりです。
送迎問題を解決する
共働き家庭にとって、習い事までの送迎は大変。幼児の間は送迎が必要な習い事は避け、小学生以上になってから、子どもが自分で歩いて通える距離の習い事を選ぶ、送迎バスを利用できるところを選ぶという選択もありだと思います。
また、同じ習い事に通う保護者と交代で送迎する、ベビーシッターを利用するなどのケースもあるでしょう。
習い事の日程を考慮する
共働き家庭におすすめなのは、曜日や時間が固定の習い事。「練習場所の都合で来週は金曜日に変更」「急に日曜日に練習試合が入った」など、日程がバラバラの習い事は保護者が合わせるのが大変です。
必ず通わせられる日程を家族で話し合い、固定の習い事にした方が調整のストレスは少ないでしょう。
共働き家庭が習わせやすい習い事は?
共働き家庭が子どもの習い事を始めるときは、なるべく保護者の負担が少ないものを選ぶと良いと思います。
これまで見てきた子どもたちの中で、以下のような習い事は親への負担が少ないように感じられました。
- 送迎バスのあるスイミング
- 自分で通える近所のピアノ教室
- 通っている保育園や学校のサッカースクール
- 自宅でできるオンライン英会話
- 通信教材で学ぶ学習塾
- 休日がメインの野球クラブ
- 保護者の負担がないダンススクール
ただし、習い事はそのスクールによって考え方や練習の強度、家庭での関与の必要度が違います。家でどのくらい練習しなくてはいけないのか、スクールでの付き添いは必須なのかなど、先生によく確認してから習わせるかどうか決めるとよいでしょう。
一度体験してみて、難しそうならやめるという判断もありだと思います。
習い事は一気に始めない。少しずつ慣れていって
子どもがやってみたい習い事を聞き、近所にどのようなスクールがあるか調べてみましょう。共働き家庭が無理なく子どもの習い事を始めるためには、がんばりすぎないことが大切です。まずは週1日から、家族みんなで少しずつ慣れていきましょう。
やりたいことがいろいろとあっても一気に始めず、家族の状況を見ながら検討してくださいね。