©hachi_mitsu89
仕事量を増やした夫と慣れない育児に疲弊するりっちゃんの生活は、徐々にすれ違っていきました。また夫は思ったことを口にできるタイプに対し、りっちゃんは飲み込んでしまう様子。
そしてちいちゃんの発達について、「障がいはない」と断言する夫に、反対を押し切ってちいちゃんを診てもらうことはできず、違和感を感じたまま月日は経っていくのでした。
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1問も回答ができていない答案用紙にりっちゃんの言葉が詰まりました。ちいちゃんの学校生活が不安になりますね。
このあと、先生から家でのちいちゃんの変化について聞かれたりっちゃん。ちいちゃんが困りごとを抱えていたことに気づいていきます。親の目が届かないシーンが増えてくる小学校生活。先生から見た子どもの姿から、見逃していた問題に気づくこともありますね。
子どもを理解し、適切な支援を受けるために
子どもの発達について指摘を受けると、親としては焦る気持ちになりますよね。わが子の発達にほかの子どもと異なる点が多かったり、発達障害の特徴に当てはまったりしても、つい「考えすぎだろう」「いずれ他の子に追いつくはず」と考えてしまうことはありませんか。
発達検査を受ける意義は、決して「この子には障害がある」というレッテルを貼ることではありません。わが子にとって世界がどんな風に見えているか理解しながら、その子自身が必要としている支援やサービスにつながることに意味があります。
診断を受けて適切な支援を受けることで、発達障害のある子どもの生活上の支障は減らすことができます。しかし「うちの子は発達障害じゃない」「支援がなくてもしつけで追いつける」などと誤った見通しや期待を持つと、親子ともに苦しむ結果になりかねません。
子どもの発達障害には専門家がいます。「わが子のことは親が一番知っているはず」と思っても、子どもにとって必要な支援や成長に合わせた声かけなどの知識を得るなら、専門家の力が必要になるでしょう。早めにプロに相談し、知恵を借りることは、親にとっても子にとっても大切なことですね。
- 誠愛リハビリテーション病院「軽度発達障害の理解と支援」(https://seiai-riha.com/wp-seiai/wp-content/uploads/2019/10/120717-innaibenkyou02.pdf,2022年11月21日最終閲覧)
- 滋賀医科大学「小児発達支援学部門」(http://www.shiga-med.ac.jp/~hqpeddev/pg12.html,2022年11月21日最終閲覧)
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