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0歳の赤ちゃんを楽しませる「遊びのコツ」とは?【保育士解説】笑顔じゃなくでも大丈夫

赤ちゃんに話しかけたり、絵本を読んでも無反応で、面白くないのかな?と悩まれるママもいらっしゃいますよね。一緒に遊ぼうと意気込んでみるも、反応が薄いとママもどうしたらいい?とわからないことがあると思います。赤ちゃんって一体どんな事が楽しいの?そんな0歳赤ちゃんとの遊び方や触れ合い方を、インスタグラムで保育士ママの子育て情報を発信をしている保育士 竹口まお先生 (@babymassage_mao)がお伝えします。

画像:o-dan.net

赤ちゃんの発達と成長

赤ちゃんは、約10か月間おなかの中で過ごします。さまざまな器官の成長を遂げて生まれてきますが、それでも未熟。生まれてきてからも一日一日、ゆっくりと成長していきますね。

少しずつ発達していくことで、手足を動かしたり、声を出したり、寝返り、はいはい、歩行と、できるようになっていきます。まずは、そんな産まれてからの成長を、月齢ごとにお伝えします。

※成長発達は個人差が大きく、早まったりゆっくり現れたりします。あくまで目安として、子ども自身の成長のタイミングを待ちましょう

生後0か月~6か月ごろ

新生児 PIXTA

0か月

誕生直後、肺で息を吸った瞬間に「肺呼吸」へと変わる。視野は狭く、20~30㎝先は見えています。(ちょうど抱っこの時にママの顔が見える距離くらい)聴覚はおなかの中で完成しているので、音に敏感です。

1~2か月

少しずつ体がふっくらしてきて、手足を動かしたり、音のなる方に首を向けようとします。

赤や黄色の鮮やかな色が見えやすく、ママの声耳を澄ませたり、色んな音に反応できるようになります。

3~4か月

自分の手を見つめたり、物を掴んで口に持っていったりして、味や形を確かめる行動が始まります。抱かれる安心感や、あやしてもらう心地よさがわかってきて、泣いたり笑ったり怒ったりすることで、自分の意思を伝えようとします。

遠くの物を見つめたり、テレビや音の出る物に興味を示す子も。

5~6か月

寝返りをする子が出てくる。両手を使って物を掴んだり、振り回したり、一度掴んだ物を離そうとしないことも。聴覚・視覚がどんどん発達し、聞き分けられるようになり、人の区別もできるようになり、人見知りが始まる子もいます。

喃語が出てきて、感情表現に幅が出ます。

7か月~1歳ごろ

お座り 赤ちゃん PIXTA

7~9か月

ここからは、運動機能の成長が活発になります。ずり這いやはいはいができるようになったり、支えなしで座れるようになります。また、つかまり立ちができるようになる子も。

自我の芽生えが始まり、好き嫌いや甘えから、欲求が満たされないと大泣きする。大人の言葉から伝わる感情を理解できるようになると共に、知恵や感情が著しく発達します。

10か月~1歳

手先の感覚をコントロールできるようになり、ボタンを押したり小さい物を摘まんだりできるようになります。音楽に合わせて体を動かしたり、バイバイなど大人の真似遊びをするようになります。

言葉の理解が急速に進み、大人の言葉を聞いてその行動がとれるようになります。歩行が始まる子もいます。

0歳児が楽しみやすい遊び方(発達に合った遊びを)

上記の月齢別の発達を踏まえ、その発達に沿った遊びをしてあげることで、幼い赤ちゃんでも十分楽しめます。また、表情の発達が出てくるまでは、面白いなと思っていても、表情に現すことができないのです。なので、面白くないんだな。と諦めず、たくさん遊んで関わってあげてほしいと思います。

音で遊ぶ

赤ちゃん ガラガラ PIXTA

手をたたく

目の前で手をたたくだけですが、これだけでも赤ちゃんにとっては刺激があります。

また、たたき方にバリエーションをつけて、「パチパチパチ・・・」とたくさん叩いたり、大きく「パチン」、右や左で「パチン」!目を合わせながらすることで、コミュニケーションにもなります。

音が出るおもちゃ

タンバリンやカスタネット、ピアノがあるお家ではピアノでもいいです。音の鳴る楽器やおもちゃで遊んでみましょう。首を動かし始める時期にもいいですよ。

抑揚をつける・効果音で遊ぶ

絵本 赤ちゃん

絵本朗読で抑揚を

絵本を読んであげる際、言葉に抑揚をつけて読んでみましょう。小さな声、大きな声、アクセントのある声を出してみるといいですよ。また、「いないいない~・・・ばぁ!」と間を溜めたり強弱をつけると喜んでくれます。

効果音をつける

動作に効果音をつけることです。歩いてお散歩する時も、「テクテク」と言ったり、「ぴょんぴょん」「びよ~ん」「じゃーん」「ぱっぱっぱっ」など、思いつく効果音をつけると喜んでくれますよ。

赤ちゃんは、笑っていなくても満たされている

赤ちゃん 親子

「楽しい!」や「満たされている!」イコール「笑顔」と思いがちですが、必ずしもそうではありません。笑顔がなくても伝わる愛情がありますので、積極的に遊んで関わってあげることで、親子関係を育んでみてください。

また、大人が全力で「笑う」「遊ぶ」ことで、赤ちゃんは面白い!と感じます。一緒に遊ぶ時は、ママやパパが全力で遊ぶことも、楽しんでもらう秘けつです。

保育士 竹口まお先生のInstagram

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