©ママリ
生理痛が酷い私に「休んで」
「顔色悪いし、朝から元気ないよ?どうしたの?」
とAさんが聞いてきました。
『ただの生理痛なので…』と言うと
「生理痛は体が休みたいよ〜って言ってるサインだよ?私、生理痛軽いから〇〇さんの辛さ分かってあげられなくてごめんね💦でも人それぞれなのは理解してるし、自分を大切にしないと!今まで気付いてあげられなくて申し訳無いよ、ほんと。今日は休も休も!」と言ってくれました。
嬉しくて泣きそうになり、頷きました。
「〇〇課長!すいません、私、すっかり忘れてて…〇〇さん今日午後から休暇取ってたんです💦ほんとすいません!」と、元々今日休暇を取っていたように伝えてくれました。
「じゃあ、ゆっくり休んで!明日も体調良くなかったら連絡してくれればいいからね〜」と笑顔で手をふってくれました。それが1年前の話です。

妊娠中、つわりが酷い時も「今のうちに甘えまくりな?」
つわりが酷く仕事も休みがちになっていた頃、あまりに自分が情けなくて情けなくて、Aさんについ弱音を吐いてしまいました。
『つわりが辛い。つわりのせいで仕事休んでAさんに負担がいってるのも辛い。午前は体調良くて仕事いけると思っても午後に体調悪くなって早退するのも辛い…』と。
Aさんは背中を擦りながら
「そっかそっか。つわり辛いよね。分かるよ〜。
辛いのに仕事来てくれてありがとうね!
でもね、今はお腹の赤ちゃんと〇〇さんの体と心が最優先だよ?私は仕事優先しちゃって、自分を毎日責めてほんと辛かったから、自分の後輩ちゃんにはそういう思いをしてほしくない!
それにね、周りのおじさまたち、みんな〇〇さんのこと心配してるんだよ?ちゃんと病院いったかな?とか、倒れてたりしないかな?〇〇さん連絡してみたら?とか。もうみんな孫が産まれるの楽しみなんだよ!最高の職場だよ!今のうちに甘えまくりな?業務もみんなでやってるから負担もないし、ちゃんと定時に帰ってるよ!」
と励ましてくれました。
セクハラ、マタハラと言われるこのご時世。
イチゴって葉酸たくさん入ってるらしいから食べな!と買って来てくれる課長や、重いの持たないで!走らないで!お茶も俺がやるから!と旦那よりも過保護な同期。何より、頼りになる先輩ママのAさんに囲まれて、無事に出産しました。

自分が大切にされていたことを知り、涙が溢れました
「可愛いな〜」と初めて見るデレデレの課長。
次々と職場のみなさんが画面に映り始め、「おめでとう!おつかれ!」「めっちゃ可愛いな〜」と、楽しそうにしている皆さんを見て、うちの子の誕生をこんなに楽しみにしていてもらっていた事。自分が大切にされていたことを知り、涙が溢れました。
「〇〇さん、ほんとにお疲れ様!良く頑張ったね!偉い!何か悩みとか愚痴とか、相談でもいい。もちろん親バカ発言も大歓迎!これから初めての育児で大変なこともあるけど1人で抱え込むことないからさ、辛くなる前にここにおいでね!ベビーシッターたくさんいるからお昼寝し放題だよ!私も未熟だけど、話し相手にはなれるし!」とAさんに言っていただきました。

職場の環境を変えてくれたのはAさんだった
若い子や結婚したばかりの子、子育て世代のママを同じ部署に置くと妊娠しました、休みます。といった時に気を遣うようになり、職員環境が悪くなる。相談出来る相手がいないのも問題。
男性と違って、結婚妊娠出産で生活スタイルもワークバランスも変わることに理解をしてもらう取り組みをしたのもAさんだったそうです。
AさんはAさんできっと色々大変だったんだと思います。自分がされて嫌だったことを改善し、後の世代に同じ思いをさせたくないという考え方のもと、行動し実現までするのは素晴らしいなと思います。
私もこんなかっこいい女性になりたい!

この投稿には「素晴らしい上司ですね😊私もそうなりたいです🥺」「私もそのAさんにお会いしたいと思うほど読んでて素晴らしい人なんだと思いました😞👏」「そんな素敵な方たちが近くにいるって羨ましいです!」といった声が寄せられました。
女性が出産後も働きやすい環境を会社の方から率先して整えようとしてくれるのはとてもありがたく、これからの社会には必要不可欠な動きに思います。