引っ越しで気づいた「物の多さ」
以前の私は、便利そうな雑貨やセール品を見かけると、「あると役に立ちそう」「今のうちに買っておいたほうがお得」と、深く考えずについ手を伸ばしてしまっていました。気がつけば、家の中には使い切れないほどのモノがあふれていたんです。
けれど、引っ越しをきっかけに、その積み重ねのツケを実感することに。荷造りしても段ボールが足りず、収納棚の奥からは買ったことすら忘れていたアイテムが次々と出てきて、途方に暮れました。新居に持ち込んでも置き場所に悩むようなものばかりで、片づけてもスッキリしない状態に…。
結局、引っ越し前に慌てて大量の不要品を処分したり、大型ごみを自分たちで清掃センターへ運んだりと、かなりの労力がかかりました。
今振り返れば、必要のないものをなんとなく買い続けた結果、片づけにも手間と時間とお金を費やしてしまったなと反省しています。買うのは一瞬だけれど、手放すのは本当に大変ということに改めて気づけた出来事でした。
物を減らしたら「買わなくなった」
引っ越しをきっかけにたくさんのものを手放したことで、「少ない方が暮らしやすい」と実感しました。
もともと片づけが得意ではなかった私。物が多いと、それだけで部屋が散らかって見えるし、掃除も億劫に。でも、思い切って不要なものを処分してみると、部屋はスッキリ、気持ちまで軽くなりました。
それからは、物を増やす前に一呼吸おくようになりました。
「これって本当に必要?」
「今持っているもので十分じゃない?」
「すぐに使わなくなってしまわない?」
こんなふうに考えるようになってからは、無駄な買い物も減り、収納にも余裕が出てきました。服も必要なぶんだけに絞り、お皿もお気に入りを厳選。以前のように「つい買っちゃった…」と後悔することもほとんどなくなりました。
買わなくなったことで得られたメリット
物を減らし、むやみに買い足さない暮らしを意識するようになってから、いくつものうれしい変化がありました。
1.お金が自然と貯まりやすくなった
衝動買いや無駄な出費が減ったことで、以前よりも貯金がしやすくなりました。
2.家の中が散らかりにくくなった
物が少ないと、自然と片付いた状態がキープしやすくなります。掃除もしやすくなり、気持ちにゆとりが生まれました。さらに、物が減ったことで収納ケースも必要なくなり、それも手放すことに。収納用品が減るとスペースに余裕ができ、部屋全体がすっきり見えるようになりました。
3.物の管理がラクになった
「どこに何があるか」がすぐにわかるようになり、探し物が格段に減りました。以前は物が多すぎて探すのに時間がかかったり、見つからずに同じ物をまた買ってしまうことも。その結果、同じアイテムがたまっていく…なんてこともなくなりました。
4.ゴミを減らせるようになった
必要な物だけを買うようになると、自然とゴミも減っていきます。不要品を清掃センターに持ち込んだとき、まだ使えそうな物がたくさん置かれていたのを見て、物の持ち方について改めて考えさせられました。少しずつでも、環境への負担が減るのはうれしいことです。
買い物のクセにもうれしい変化
家の中の物を減らしはじめたことがきっかけで、自然と「買わない選択」ができるようになりました。
以前は、セールや便利そうなグッズを見かけると、つい衝動的に買ってしまうことが多かったのですが、今では「本当に必要?」「代用できない?」と一度立ち止まって考えるように。
その変化だけで、家の中の物の増え方は驚くほど落ち着き、収納や片付けの手間もぐっと減りました。
もし、家の中が物でいっぱいで困っているという方は、まずは1日1つでも手放してみてもいいかもしれませんね。