©︎mochi_mikan_0123
「母として」「母ならば」という思いにとらわれがちになっている持田さん。産後の疲労もピークで、赤ちゃんに会うより自分の体調を優先させたい自分の心に戸惑っています。
そんな時、実母から「電話したい」というメッセージが届き、母と話すことにしました。すると、母からは赤ちゃんのことより持田さんのことを心から心配してくれます。
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赤ちゃんより先に娘のことを心配する母の言葉、うれしくなりますね。「母親になったから」というプレッシャーを強く感じていた持田さんが純粋に「子ども側」に戻れた、ホッとできた瞬間だたたのではないでしょうか。
持田さんの不安も軽くなったようで良かったです。自分でも言葉にならない気持ちをかかえたとき、話して気持ちが軽くなるような家族がいてくれるのはありがたいですね。
産後は頑張りすぎず、周囲に頼りましょう
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本作は、著者・もちみかんさんの産後入院に関する体験談が描かれています。男の子を出産した主人公・持田さんは、産後の体の変化や母親になることへの葛藤、そして慣れない赤ちゃんのお世話など、不安でいっぱいな中毎日泣いていたといいます。しかし、入院中の経験を通じ、退院後には「孤独じゃない」と救われた気持ちになりました。
産後の入院生活は「孤独・先が見えない・睡眠不足」という地獄の5日間だったと、持田さんは後に振り返ります。メンタルが弱っているときは、新生児室にわが子を見に行きたいという気持ちにすらなれなかったという持田さん。
入院中は、他人と比べたり、世間体を気にしたりと、持田さんの気持ちは沈みがちに。そんな中で力になったのは、助産師さんの励ましやアドバイスでした。周囲の人たちからの寄り添いもあり、日を追うごとに母としてできることが増えるうれしさも感じるようになっていきます。
初めての出産では不安にならない人はいないはず。痛みやつらさを抱え込まず、家族や助産師さんに相談することはとても大切です。持田さんの場合、夫や実母、義母と支えてくれる家族がいたことは本当に心強かったと思います。
持田さんが入院生活で体験したことを描いたこの作品は、これから出産に臨む方の励みになるはず。出産に対する前向きな気持ちを得られる作品です。