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結局、A実ちゃんの父親は何も話さなかったのですね。困惑する状況だとは思いますが、娘の擁護もせず、何も発言しないのは大人として驚く態度です。
そしてさらに、驚くのは偏見さん。肝心の息子は自室にいて、ろくに話も聞いていないようです。自分の息子に抱く幻想から抜け出すことなく、まず人を責めることができるとは常識が違いすぎて、手強そうです。
ありのままを受け入れられる会話を大切に
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主人公・花蜜カオルさんは小学3年生の子を持つお母さん。数年前に夫が体調を崩したことをきっかけに郊外へ越してきました。苦労を乗り越え新天地で幸せに生活を送っていた矢先、子ども同士が小学校に通う黙太郎くんの母とのトラブルに見舞われてしまいます。
黙太郎くんの母は、自分の都合のいいように物事を解釈し、憶測で話を広める人。そして黙太郎くんは家と学校での態度に大きな差があるようです。「うちの子は絶対に…」とかたくなにわが子だけを信じ他人を攻撃する黙太郎くんの母に、花蜜さんは毅然とした態度で向き合います。
子どもが家の外で、親の前とは違う姿を見せていたとき、それを受け入れるのは親にとって勇気がいることです。わが子を信じることは大切ですが、過信は時に真実を遠ざけ、わが子の成長の機会も逃してしまいます。
子ども同士の間には、誤解や勘違いがたくさんあります。問題があったとき、フラットでていねいな聞き取りができるといいですね。子どもがいつも正直でいられるよう、日ごろからありのままのわが子を受け入れる姿勢でいることが大切なだと気づける作品でした。