白杖ユーザーは電車とホームの隙間に白杖を差し込み、広さを確認
白杖は、目の不自由な方が歩行する際に使用する杖であることは、知られていることと思います。路面状態や前方の障害物を確認し、安全のため欠かせないものです。
さまざまな依頼を請け負う、レンタルなんもしない人(@morimotoshoji)さんはある日、白杖ユーザーの付き添いの方から「2人だけだと少し心配なので念のため誰かについてきてほしい」と依頼を受けました。電車で2人の様子を見守っていたところ、降りる際に乗ってきた人に白杖をつかまれてピンチに…。
「知る」ことで避けられる、咄嗟に周りがやってしまいそうな危険な行動とは。
このまえ全盲の白杖ユーザーの人の付き添いの付き添いみたいな依頼があり(「2人だけで行きたいところがあるけど念のため少し離れてついてきてほしい」的な依頼)、電車で2人の様子を見ていたら、電車から降りるとき、乗ってきた人に白杖をつかまれてピンチになってた。白杖ユーザーの人は電車の乗り降りの際に電車とホームの隙間に白杖を差し込んで隙間の広さを確認することがあるんだけど、それを知らない人が「危ない!」と思ってとっさに白杖をつかんでしまったという状況。白杖ユーザーは焦り、付き添いの人も慌てて「いえ!大丈夫なんです!」と制止して白杖を取り戻し、白杖をつかんだ人は「いや落ちそうやったやんか。どこが大丈夫なの?」と思ってそうな不審げな顔。その人が去り、あらためて隙間を測りなおしていたらまたもや別の乗客に白杖をつかまれ同様の事態に。電車の乗り降りという切迫した状況、知らない人に事情を説明する余裕はない。電車ユーザーは全員知っておかないとまたどこかでピンチが繰り返されるだろうなと思った。 ※1
白杖ユーザーは「電車とホームの隙間に白杖を差し込み、間隔を杖で測る」ことがあります。それを見た人が「危ない!」と思って咄嗟に白杖をつかんでしまった…というピンチがあったそうです。白杖を差し込む姿を見て、思わず「杖を落としちゃう!」と思ってしまったのかもしれませんね。
知っておかないとまたどこかでピンチが繰り返されるだろうなと思った、と語る投稿者。この投稿には「なるほど、その使い方は知りませんでした」「とっさの「善意」が危険を招くこともあるから、みんなが知っておくべき」といったコメントが寄せられていました。
隙間の広さを白杖で測る、という使い方はあまり知られていないのかもしれませんね。「落ちるわけではないので慌てて白杖をつかまない」と知っているだけでも、落ち着いて行動ができそうです。「白杖ユーザーは電車とホームの間隔を杖で測る」と周知に役立つ投稿でした。