Ⓒママリ
ちょっと行き過ぎ?義母の初孫フィーバー
義母と明子さんの関係がギクシャクしたきっかけは、義母の初孫フィーバーだと思う。
義両親にとって待望の初孫で、そのかわいがりようは相当なもの。
わが子は半年ほど後に生まれたからか、ダイちゃんよりは落ち着いて接してもらえている。
扱いに差があるとモヤモヤする人もいるのだろうが、私はつかず離れずでいたいので、このくらいがちょうどいい。
ある連休に義実家で集まった際のこと。
義母:「まあ! ダイちゃん、また大きくなったんじゃない? 重たいわ~」
重たいといいながら、義母はずっとダイちゃんをひざに乗せている。
明子:「…お義母さん、ずっと抱っこだと疲れちゃいますよ、代わりますよ」
義母:「あら、そう? でもダイちゃん、ばあばの抱っこがいいわよね?」
明子さんは不機嫌そうにそっぽを向き、居間を出て行ってしまった。
義母は孫をかわいがるあまり、周りが見えなくなることもあるのかもしれない。
とにかく義母を毛嫌いし始めた、夫の兄嫁
別の日、明子さんにショッピングに誘われて出かけた時。
明子:「あ、沙希ちゃん、その服着せてるんだ…」
「その服」とは、息子が着ている車柄の服のこと。
前回の帰省時、義母はダイちゃんとわが子に、お揃いの服をプレゼントしてくれたのだ。
沙希:「あ、はい!せっかくなので…」
明子:「よく着せるよね~、義母好みの服を着せるだけで、なんだかコントロールされているような気にならない?」
私は単純にありがたく着せていたため、明子さんような感覚にはならなかった。
でも、明子さんは自分が気に入った服だけを着せたいのかも。
とはいえ「コントロールされている」とまでは思わないけれど…。
明子:「この前なんて、勝手に3歳からの教育教材をたんまり買って送ってきたのよ?
置き場所なんてないし、いったい誰がその教材で教えるのよ…」
沙希:「それはちょっと…困りますね…」
確かに、義母の行動も少し行き過ぎているように思う。
明子さんにしてみれば、うっとうしいのかもしれない。
一方、義母に言わせれば「せっかくしてあげているのに」ということになるのだろう。
沙希:(私は、このバトルには絶対に参加しない。中立を保って、静かに距離を置く)
そう決意はしていたのに。この後、私の平穏はもろくも崩れ去ることになるのだった―――。
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嫁と義母、付き合い方について考えさせられる作品
この作品では、主人公の沙希と兄嫁である明子の交流が描かれます。お互いに嫁という立場で義母とそれぞれ向き合っていますが、明子は義母との付き合いに不満を抱くようになります。
義母からの口出しへの不快感を強める明子ですが、一方で初孫フィーバー中の義母から多くの援助をしてもらっていました。中には明子の方からねだって援助を得ていることも。話を聞く中で明子の立場に共感しつつも、どこか虫の良さを感じる沙希。
本作で考えさせられるのは、嫁と義母という関係の中での付き合い方。まず大切なのは、双方の立場を理解すること。違和感を覚えたときは、できれば夫に間に入ってもらって穏便に解決したいものですよね。
明子と義母のような状況になったら、あなたならどのように対応しますか?
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています