©️ママリ
イラスト:もりもとあい
家族って、どこまでが“普通”なんでしょうか。
夫の義姉が放った、たったひと言。
それが頭から離れず、ある日、静かに義実家との距離を断ちました。
結婚して、義実家ともうまくやっていけると思っていた。
最初は、ただそう願っていただけだったのかもしれません。
夫には、独身の義姉がいます。ずっと実家暮らしで、義母とベッタリ。
週に何度もやってきては一緒に料理をして、夜まで滞在。ときにはそのまま泊まっていくこともありました。
「家族仲がいいんだな」と思っていたのは最初だけ。
でもすぐに、ただの“仲良し”ではないことに気づき始めたのです。
義姉は、夫のことを“〇〇ちゃん”と呼び、
娘に向かって「パパ取らないでね」と笑いながら言ったこともありました。
一つひとつは軽い言葉かもしれません。けれど、積み重なるうちに――その“距離の近さ”が、怖くなっていきました。
決定的だったのは、ある夜のこと。
義実家に泊まった際、寝室に入ってきた義姉が、こう言ったのです。
「一緒に寝てもいい?」
冗談かと思いたかったけれど、その目は本気で。
夫は慌てて断ったものの、義母は後ろで笑いながらこう言いました。
「昔から仲良しだったから〜」
何かが、決定的にズレている――。そう感じてからは、義実家には一切足を運ばなくなりました。
義母と義姉は、私を排除したいわけじゃない。“私抜きで家族ごっこをしたい”だけ。
でも、ある日ふと気づいたのです。それって結局「私の居場所はない」ということ。
そして最近、夫のスマホに届いた義姉からのLINEが、最後のひと言を突き刺しました。
「やっぱり〇〇ちゃんと一緒にいると安心する〜〇〇(子ども)より、私の方が先に出会ってるんだからね(笑)」
……笑えませんでした。
夫は「姉だから」と軽く言いました。でも、もう限界でした。。。
「家族だから仲良く」って、どこまでが正解なんでしょうか。
義姉のセリフに、ゾッとしたという美香(仮名)さん。それを“ただの家族の距離感”で済ませられるか、それとも――
あなたなら、この義姉の言葉…どう感じますか?
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
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