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課長がTさんにきびしく注意した日から、約3か月がたちました。発表会も無事に終わり、ようやく日常が戻ってきたころ、カモちもさんのもとに届いたのは、思いがけない知らせでした。
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自分のミスを人のせいにするなどの、自分本位な行動をくり返していたTさん。課長に本気で注意を受け、その後はおとなしく仕事をこなし、職場では何事もなく日々が過ぎて行きました。
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それから3か月が経過し、カモちもさんの同僚と先輩さんは、予定通り発表会へと赴きます。支社の代表として、無事に出場を果たしました。
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発表会を終えて数日後、社員シフトが作り直され、再度配布されました。実は、ある理由のために作り直しを余儀なくされたのです。
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作り直されたシフトをよく見ると、Tさんの名前がなくなっていることに気付きました。実は、昨日づけでTさんが会社を辞めたのだそうです。
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課長からきびしく注意されてからは、大きな問題もありませんでした。発表会も同僚社員が無事に務めを果たしました。そんな矢先、Tさんが「昨日付で退職した」と知らされ、カモちもさんはおどろきます。一体、Tさんに何があったのでしょうか?
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いろんな価値観が交差する職場
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どんな環境でも、人が集まればいろいろな考え方や行動の違いがあるものです。職場もまた例外ではなく、単に仕事をこなすだけの場所ではありません。日々、多くの人が関わりを持つ、「小さな社会」のようなものだと感じさせられますね。
Tさんは、上司や同僚から注意を受けても、自分のやり方を貫き、周囲に混乱をもたらしました。周囲の人はトラブルに巻き込まれながらも、Tさんの長所をいかそうとしたり、名誉挽回のために場を提案したりと、柔軟に対応をしました。しかし、最終的には、そんな配慮に対しても裏切られる結果となります。
一方、Tさんとの関わりを通じて「どうしたら理解し合えたか」「どこで線引きをすべきか」など、職場での人間関係について向き合う機会にもなりました。人はみんな違って当然。だからこそ、丁寧に理解をすり合わせていくことが大切なのかもしれませんね。
職場での人間関係について、改めて考えさせられる内容であり、「働くこと」と「人と関わること」の両方の難しさと温かさを描いた作品でした。
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