ライフプランと金融商品
皆さんはライフプランをざっくりとでも立てながら自分のお金に日付を付けるような作業をしていますか?
ライフプランはリスクマネジメントとも言われ、リスクとはいわゆる「危険」といった意味としてとらえるのではなく、人生のうちに起こりうる様々な出来事の事としてとらえます。
すなわちリスクマネジメントとはあらかじめ、起こりうる出来事を想定して貯金したり保険を契約したりしておくことを言います。
金融商品って?
夫婦ともに働いているか、妻が専業主婦なのか、マイホームを持つのか、ひとりひとり、一家族ごとにライフプランが異なりますから、どんな金融商品を求めればいいのかはそれぞれに違ってきます。
ライフプランに合わせた金融商品といっても、どんなものを金融商品と呼ぶのでしょうか?
銀行や証券会社で取り扱う商品を金融商品と呼びます。
その商品の中身は
- 普通預金・貯蓄預金・当座預金
- 定期預金・積立定期預金・定期積金
- 国債
- 株式・株式投資信託
- 外国為替
- 保険 など
※国債・株式・株式投資信託・外国為替・保険 などの預金以外の商品は元本を保証しない商品です
積立定期預金に注目してみよう!
様々な金融商品がある中で、「近い将来使う予定があるお金」を管理するのに適した積立定期預金についてご紹介します。
商品のしくみは?
積立定期預金とは、月々定額で積み立てていく定期預金の事をいいます。
金融機関によりますが、1,000円以上の金額を、積立定期預金専用の通帳を作り、普通預金から自動的に引き落として積み立てていくことが出来ます。
ひと月ごとに積み立てた一本一本が独立した定期預金であり、期間は1年となっています。簡単にいいますと、積立定期預金のお通帳の一行一行が1年満期の定期預金であるということなのです。
利率は?
利率は、約定日(積み立てた日)の金融機関店頭金利が適用されるので、金融機関によって利率は異なります。
金融機関によっては様々なキャンペーン金利を設けていることが多いので、取引のある金融機関に金利やキャンペーンを確認して積立定期預金を組みましょう。
どんな人向けなの?
積立定期預金は月々同じ額を定期預金にして積み立てていくことが出来るので、計画的に貯金することが出来ます。
車の購入や結婚資金、マイホーム資金など、近い将来使う見込みのある資金を作ることを考えている人に最適の金融商品です。
金融機関によっては、月々の積立額以外に余裕が出来たときにATMで積立定期預金に預け入れが出来る場合もあります。
金融機関別 積立定期預金
金融機関別の積立定期預金のサービスや金利をまとめてみました。
みずほ銀行 積立定期預金
- 個人・法人が利用可能
- 利率は大口定期の店頭表示金利を適用
- 預け入れ額は5,000円以上1,000円単位
- おまとめサービスが利用可能※
※指定した日に積み立てた金額をまとめて一つの定期預金にするサービス
ゆうちょ銀行 自動積立定期貯金
- 毎月一定額預け入れるか上限を決めて通常貯金の残高に応じて積み立てる方法がある
- 預け入れ額は1,000円以上1,000円単位
- 最大6年間積み立てることが出来る
- 利率は3年未満は単利3年以上は半年複利方式
- 6年経過後は全額が定期貯金となる
イオン銀行 積立式定期預金
- 通帳が無く明細はネットで確認(明細を郵送してもらうことも可)
- 預け入れ額は5,000円以上1,000円単位
- 年に6回の増額月を設けることが出来る
- 利率はスーパー定期の利率を適用
- ワオンポイントが貯まる
賢く貯めましょう
今回は数ある金融商品のうち、身近で安全な「積立定期預金」について焦点を当て、3社の比較をしてみました。
金融商品は最低3社ピックアップして比較してみるといいでしょう。必ずライフプランに合ったサービスをしている金融機関に巡り合うはずです。