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地味グループの私が、なぜかインカレテニスサークルデビュー?|仲良しの距離

この漫画は、手芸が趣味の主人公・佐久間雨さんが、自分の世界を広げるため大学の華やかなサークルに入部し、新しい人間関係への戸惑いや大好きな手芸仲間との関わりを通して、心地よい「人との距離」に気づくきっかけを描いたお話です。誰しも思わず共感してしまうような複雑な心情を描く著者・あさのゆきこ(@yukikoasano17)さんの作品『仲良しの距離』第1話をごらんください。

©yukikoasano17

【全話まとめて読む】仲良しの距離

手芸に熱中してばかりいると閉じこもったままになるのではと不安を感じていた佐久間さん。勇気を出してインカレのサークルに入りますが、あまりにも自分と異なる雰囲気の人たちに囲まれてしまい大ピンチです…。

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一週間家に閉じこもって作業しても平気なほど、手芸が好きな主人公・佐久間さん。交友関係も、18年間ずっと控えめなグループでした。

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そんな手芸一筋の佐久間さんが、大学でインカレテニスサークルに入ることになったのです…!

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このサークルには髪色も性格も明るく、あっという間に男女を交えたグループを作ってしまうような人たちが集まっていました。

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キラキラした賑やかな大学生の集まるサークルの雰囲気と、地味な自分とのギャップに戸惑う佐久間さん。初対面から積極的に会話をくり広げるグループの輪には、なかなか入ることができませんでした。

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仲良しの距離

人それぞれの「心地いい距離」

©yukikoasano17

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私たちは、どれくらいの距離に心を置けたなら、相手を「友だち」と呼べるのでしょうか。名前を呼び捨てにし、気軽に肩を組み、途切れない会話で笑い合う…。そんな分かりやすい仲の良さの形だけが、答えではないかもしれません。

今作の主人公は、呼び捨てで呼び合うサークル仲間との時間より、苗字に「さん」を付けて呼び合う手芸仲間と過ごす穏やかな空気に安らぎを感じていました。

人との心地よい距離は、まさに十人十色。呼び捨てやスキンシップを好む人もいれば、お互いのパーソナルスペースをしっかり保ちながら少しずつ仲を深めたい人もいます。言葉の受け取り方や、心と体のパーソナルスペースは、育ってきた環境や文化によっても変わるのです。

距離が近いほど仲がいいとは限りません。本当に大切なのは、相手の気持ちに寄り添いながら互いにとっての「心地よい距離」を見つけることです。相手に求められるまま、自分の心を偽ってまで距離を縮める必要なんてないのです。

互いを尊重し、思いやりながら、2人にとっての心地よい距離を探し出す。その過程を経て、初めて「友だち」になるのかもしれません。『仲良しの距離』は、友情に決まった形はないことに改めて気づかせてくれる作品です。

あさのゆきこ(@yukikoasano17)さんのインスタグラム

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