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購入希望者のお父さまから「この家の元値を教えてほしい」と言われたおおえもんさん。「答えられません」と言える雰囲気ではありません。おおえもんさんは正直に元値を話し、元値よりも高い値段で売られていることを悟られてしまいました。
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お父さまが最後に聞きたかったのは「この家の元値」でした。答えにくい質問に、おおえもんさんは固まってしまいます。それでもお父さまは引き下がりません。
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「言っていいのか?」パニックになって助けを求めるおおえもんさんに、担当者は「売り主さまが良ければ」。お父さまの気迫に、おおえもんさんは正直に答えてしまいました。
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中古なのに、元値より高く売っていると知ったら、購入は難しいでしょう。おおえもんさんは、ワクワクで帰ってきた夫に「今回のは無理」とキッパリ宣言します。
🔴【続きを読む】言っちゃダメ?直接金額の話をするのは、トラブルの元だったなんて
自宅売却成功のカギは、柔軟さと、芯の強さのバランス
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著者・おおえもんさんは、夫の転職をきっかけに移住を決意し、2年間住んだ東京の一軒家を、売却することにしました。家を売るには、不動産会社の選定、売値の設定、内見希望者への対応など、やるべきことが山積みです。おおえもんさん夫婦は、幼い子どもたちと過ごす日常生活と並行しての作業に、時にはストレスを感じる場面もありました。
忙しい中でも、自宅の売却を成功させるためには、柔軟な対応が不可欠です。漫画の中でおおえもんさん夫婦は、成約日数と成約率を参考に売値を調整する、不安なことは不動産会社の担当者に相談し、意見を取り入れるなど、臨機応変に売却を進めていきます。
一方で同じくらい重要なのが、「ここだけは譲れない」という、明確なラインを持つこと。おおえもんさんは、大幅な値引き交渉を受けた際、「応じなければ、買ってもらえなくなるのでは?」と迷います。それでも、「これ以上は無理です」と、自分たちの基準を守った結果、無事に買値よりも330万円高い値段で、家を買ってもらうことができました。
柔軟な対応力と、ブレない芯の強さ。一見正反対に見えるふたつの両立が、自宅売却を成功に導くことを教えてくれるお話でした。
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