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値下げ文化に触れてこなかったおおえもんさん夫婦は、一般的な値下げ交渉がよく分からず、不動産会社の担当者に相談してみます。担当者の回答は「悪い話ではない」ということで、一度は値下げを決意しますが、おおえもんさんはどうしても値下げを受け入れることができません。
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80万円の値下げを提示したのに、その後さらに大きい金額の値下げを要求してくるのはアリなのか?混乱するおおえもんさん夫婦。
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一人では決められそうにないので、担当者に相談します。担当者によると、値下げをしても査定額をかなり上回っているので、悪い話ではない、とのことです。おおえもんさんは、一度は値下げを決意して眠りにつきます。
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「値下げして、旅行に行こう」と思っていたはずなのに、決心が鈍ります。元値より高く売っているとはいえ、利益はないおおえもんさん夫婦は、払ったお金を少しでも取り戻したいのです。
🔴【続きを読む】「実現させるには…」ご褒美旅行で見えた値下げのライン
自宅売却成功のカギは、柔軟さと、芯の強さのバランス
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著者・おおえもんさんは、夫の転職をきっかけに移住を決意し、2年間住んだ東京の一軒家を、売却することにしました。家を売るには、不動産会社の選定、売値の設定、内見希望者への対応など、やるべきことが山積みです。おおえもんさん夫婦は、幼い子どもたちと過ごす日常生活と並行しての作業に、時にはストレスを感じる場面もありました。
忙しい中でも、自宅の売却を成功させるためには、柔軟な対応が不可欠です。漫画の中でおおえもんさん夫婦は、成約日数と成約率を参考に売値を調整する、不安なことは不動産会社の担当者に相談し、意見を取り入れるなど、臨機応変に売却を進めていきます。
一方で同じくらい重要なのが、「ここだけは譲れない」という、明確なラインを持つこと。おおえもんさんは、大幅な値引き交渉を受けた際、「応じなければ、買ってもらえなくなるのでは?」と迷います。それでも、「これ以上は無理です」と、自分たちの基準を守った結果、無事に買値よりも330万円高い値段で、家を買ってもらうことができました。
柔軟な対応力と、ブレない芯の強さ。一見正反対に見えるふたつの両立が、自宅売却を成功に導くことを教えてくれるお話でした。
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