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毎日来る息子の友達が図々しすぎて「もう限界!」息子の交友関係に悩むママのホンネ

主人公・さつきは、夫と小学1年生の息子・りゅうとと、穏やかな日々を送っていました。息子が学校から帰ってくると、宿題を見たり、公園に行ったりするのが日課。ところが、りゅうとの交友関係が広がったのをきっかけに、さつきの日常も少しずつ変化し始めます…。『ゲーム目当てで遊びにくる子』をダイジェスト版でごらんください。

©ママリ

【全話まとめて読む】ゲーム目当てで遊びにくる子

最近、そのおだやかな日常に、少しずつ波紋が広がり始めている…。りゅうとのクラスメートの「けんや」くん…。彼が、毎日のようにうちに来るようになってからだ。

「ピンポーン」

まただ。時計を見ると、午後3時半過ぎ。今日は習いごとに行っているので、りゅうとが帰ってくるのは4時過ぎなのに…。

「はい…」

インターホン越しに声をかけると、画面には小さな男の子の顔が映っていた。くりくりした目と、ちょっと生意気そうな口元。息子のクラスメート、「けんや」くんだ。

「りゅうとくん、いる?」

彼の大きい声は、まるで自分の家に来たかのように堂々としている。

「ごめんね、けんやくん。りゅうとは今日は習いごとだよ」

私はできるだけ優しく、でも曖昧な返事にならないように気をつけて答える。だって、彼がうちに来る目的は、りゅうとと遊びたいから…というより、もっと別のところにあるように感じていたから。

「えー、まだ帰ってないの?」

少し不満そうな声が聞こえる。彼の顔には「早く開けてよ」とかいてあるみたいだ。 ※1

毎日来る、息子のクラスメイト

アパート PIXTA

息子の友だち・けんやくんが、毎日のようにインターホンを鳴らします…。りゅうとくんがいない日でも、お構いなし。まだ小学1年生とはいえ、図々しい雰囲気がただよっており、警戒心が高まります。

この日は、りゅうとくんがいないとわかると、渋々と帰って行ったけんやくん。ところが、また別の日…。

毎日遊びに来るワケが判明

「りゅうと、いなくてもいいので家に入れる?」

彼の言葉に、私の頭は一瞬、真っ白になった。りゅうとがいなくても、うちに入りたい?その目的は一体、何なの?

「え、それは…」

言葉に詰まる私に、けんやくんはさらに畳みかけるように言った。

「ゲームしたいんだけど、りゅうとのゲーム貸してくれない?」

ああ、やっぱり…。私の胸の奥で、何かがストンと落ちる音がした。彼の目的は、りゅうとと遊ぶことなんかじゃなかったんだ。ただ、うちのゲームがしたいだけ…。そう確信した。 ※2

今度は、りゅうとくんがいなくても、家に入りたいと言い出しました。そして、その目的は「ゲーム機」だったのです。どうやら、けんやくんはりゅうとくんと遊びたいというより、ゲームをするために、毎日来ていたようです。

穏やかな生活に暗い影が…

「ごめんね、けんやくん。りゅうとがいないのに、家には入れられないよ。ゲームもりゅうとのものだから、勝手に貸すことはできないの」

私は、きっぱりと…でも、できるだけおだやかに断った。彼の顔に、明らかに不満の色が浮かぶのが見えた。口を尖らせ、眉間にしわを寄せている。まるで、私がとんでもない意地悪をしたかのような顔だ。

「ちぇーっ」

彼は舌打ちでもしそうな勢いで、そう言って、インターホンから顔を遠ざけた。そして、あきらめたのか、ゆっくりと玄関から離れていく。その背中を見送りながら、私はため息をついた。

毎日、毎日、約束もなしにやってきて、りゅうとがいないのに「家に入れろ」とせがむ。そして、その目的は、はっきりと「ゲーム」だと告げた。

「一体、どういうつもりなの」

私はインターホンを切った後も、しばらくその場に立ち尽くしていた。この状況を、どうにかしなければならない。でも、一体どうすればいいのか…私にはまだ、その答えが見つからずにいた。りゅうとの友達だから強くも言えない。でも、このままでは、私の心が休まるヒマがない。

この小さな訪問者が、私の日常を、少しずつ、でも確実に蝕んでいくような気がしてならなかった。 ※3

毎日毎日、約束もしてないのに、インターホンを鳴らす息子の友だち…。息子の友だちだと思うと、あまり強くは言えません。とはいえ、こんな日々が続くのは、正直ストレスですね…。

このあと、りゅうとくんの行動はさらにエスカレート。ずかずかと家に入ってきて、勝手にゲーム機を独占。あまりにも身勝手な行動が続き、さつきは夫に相談。夫婦で、けんやくんの家へ訪れ直談判をします。すると、これが功を奏したのか、けんやくんはピタリと来なくなりました。

もしも、わが子の友だちが毎日来たら、あなたならどうしますか?まずは、親同士でコミュニケーションを取ることが必要ですね。それが難しい場合は、学校や専門機関に相談する方法もあります。非常識な家庭との関わり方について、参考となる作品です。

【全話まとめて読む】
ゲーム目当てで遊びにくる子
平穏な日常を送っていた主婦に異変…小1息子の友だちの"ある行動”が波紋を呼ぶ|ゲーム目当てで遊びにくる子#1

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引用元一覧

  • ※1 ママリ「平穏な日常を送っていた主婦に異変…小1息子の友だちの"ある行動”が波紋を呼ぶ|ゲーム目当てで遊びにくる子#1」(https://mamari.jp/71822,2025年9月8日最終閲覧)
  • ※2 ママリ「「入れる?」息子不在の家に侵入しようとする小1男児…驚きの理由|ゲーム目当てで遊びにくる子」(https://mamari.jp/71823,2025年9月8日最終閲覧)
  • ※3 ママリ「「入れる?」息子不在の家に侵入しようとする小1男児…驚きの理由|ゲーム目当てで遊びにくる子」(https://mamari.jp/71823,2025年9月8日最終閲覧)

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