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最近、祐大の長期単身赴任が終わり、やっと家族が揃うと思っていたんです。しかし、祐大の単身赴任中、どうも不自然に連絡が取れないことが何度かありました。電話に出ない、LINEの返信が遅い、など…。そのたびにちょっとした胸騒ぎがして、もしかして…と不倫を疑う気持ちが頭をよぎったこともありました。でも、まさかそんなはずはないと、自分に言い聞かせていたんです。
祐大が帰宅して数日後。こっそり彼の携帯を手にしました。見たいような、見たくないような…震える指でロックを解除し、LINEの履歴を遡った時、私の目は釘付けになりました。
そこに映し出されていたのは、「亜由美」という一人の女性との、信じられないやり取りでした。何度もホテルに泊まっている形跡があり、友人関係を越えた、性的な関係を持っていることが判明したんです。 ※1
スマホに残されていた、決定的な証拠
単身赴任中の夫に対して、疑惑を抱いていた妻・千佳。夫が帰ってきたタイミングで、スマホをチェックします。すると、見知らぬ女性と、不貞行為をしていた証拠が次々と判明したのです。
千佳はショックを受けつつも、夫のスマホ画面を写真におさめます。信じていた夫の裏切りが、発覚した瞬間でした。
妻にバレたと気づかない夫は…
夫の祐大が熊本へ長期出張に出発しました。不倫相手の女の実家が熊本だという事実が、私の心を締め付けます。「絶対に亜由美に会っている」そう確信していました。
夜、子どもたちが寝静まった後、私は震える手でスマートフォンを手にしました。インストールしておいたアプリを起動し、祐大の位置情報を確認します。
「今日は疲れた。しんどいから寝るわ」
そうLINEで私に送ってきていた祐大。彼の位置は、いつもの出張先のホテルではなく、見慣れない場所を示していました。ビジネス街からは少し離れた、静かなエリアです。ああ、やっぱり。女と密会しているんだ。スマホの画面を見つめながら、私は冷たい床に座り込みました。 ※2
出張中、夫はまたしても不貞行為をしているようです…。残酷な現実に、がく然としてしまいます。
怒りと悲しみでめちゃくちゃに
さらに数週間後、祐大が一時的に大阪へ用があると言って戻ってきました。その日は、長男が熱を入れているスポーツの試合がありました。私は朝7時に小さな次男を連れて家を出て、夕方までびっしり練習試合に付き合っていたんです。せっかくの休日なのに、朝から晩まで子どもたちのために尽くしていました。
その練習試合の合間にも、私はGPSをフル稼働させて、祐大の位置を監視していました。すると、やはり私の勘は当たりました。練習試合の最中、祐大の位置情報は、大阪市内のとあるラブホテルを示していたんです。
「大阪にいるなら、息子の試合を見に来ればいいのに…」
長男の練習試合に付き合い、小さな子どもの世話をして、へとへとになっている私。それなのに、あのバカ男は、バカ女とラブホテルで密会…。試合を見ながら、悔しくて、悔しくて、手が震えました。子どもたちの応援に集中するどころか、怒りと悲しみで心がめちゃくちゃになるのが分かりました。
その翌日は、保育園で運動会があって、祐大は一時的に帰ってくる予定でした。子どもも運動会でパパが来るのを楽しみにしていました。しかし、前日に祐大から連絡が入ったんです。
祐大「仕事忙しいから、運動会には帰れなくなった。ごめん」
そのメッセージを見た時、また嘘をつかれたことに本当腹立って悲しくて。仕事が忙しいからじゃない。女とホテルにいて、今日も一緒に居たいのだ。そう思うと、心が張り裂けそうでした。私は、夫がどれほど自分勝手で、家族を軽んじているのか、この目で、この手で、確信するしかありませんでした。 ※3
自分が子育てに必死なとき、夫が仕事とウソをつき、不倫をしていたら…。誰でも、悔しくて悲しくて、心がぐちゃぐちゃになってしまいますね。わが子を応援したくても、集中できません。
さらに、運動会には「行けない」というメッセージで、千佳の我慢の限界が超えます。本来であれば、もう少し先に問い詰める予定でしたが、LINEで不倫の証拠を送りつけます。すると、夫はあっさりと観念。謝り倒します。
千佳は、どうるべきか悩みますが、子どものために再構築の道を選びます。反省した様子をみせる夫ですが、失った信頼を取り戻すことは簡単ではありません。それでも、前に進むことを選んだ千佳。母として、女性として、強さを感じます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










