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夫が秘密でプレイする“オンラインゲーム”、妊娠中の妻が見て絶句した理由|夫がゲーム内結婚していた話

最愛の夫と結婚後、妊娠して幸せいっぱいのユウコ。そんなユウコの悩みは、夫のゲームへのハマりようでした。しかもどうやらそのゲームは、ただのゲームではないようで…?夫がゲームにハマっていた最悪の理由とは?『夫がゲーム内結婚していた話』をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを使用しています

🔴【全話読む】夫がゲーム内結婚していた話

主人公・ユウコが妊娠中にも関わらずゲームにハマっている夫・トモヒロ。その理由には、最悪の理由が隠されていたのです。

優しいはずの夫

手をつなぐ PIXTA

「ユウコ、もう寝なよ。おなかの子どもによくないんじゃない?」

隣でスマホを操作していた夫、トモヒロが、画面から目を離さずに私にそう言いました。時刻は日付が変わる直前。ベッドの上の私は、横向きになってトモヒロの背中を見ていました。この3年間、毎日見てきた、私にとって一番安心できるはずの背中です。

「わかった。トモくんも早く寝なよ」

そう答える声は、少しだけ拗ねていたかもしれません。でも、トモヒロは「んー」と適当な相槌を打つだけで、画面に映る鮮やかな世界に夢中のようでした。

ゲーム好きな夫が今ハマっているゲームは『ユートピア・ガーデン』。半年ほど前からでしょうか。仕事から帰るとすぐに夕飯を済ませ、お風呂に入り、寝室でこのゲームを始めるのが彼のルーティンになっていました。

以前は二人で映画を観たり、他愛もない話をしたりと夫婦で時間を共有していました。ですが今は、トモヒロの傍らにあるのはいつもそのゲームです。

私はまだ妊娠初期で、つわりはそれほどひどくないものの、朝起きた時の吐き気や、一日中続く倦怠感に、気分が沈む日が多いです。これからの新しい生活を想像すると、楽しみな一方で胸の奥がぎゅっと締め付けられるような不安感もあります。

トモヒロは、そんな私を気遣ってくれる優しい夫です。だからこそ、私を置いてゲームに夢中になっている彼の姿に、少しだけ寂しさを感じてしまうのです。この寂しさを彼にぶつけることはできません。優しい夫がゲームに熱中しているのは、彼なりのストレス発散なのだろうと、私は自分に言い聞かせていました。

それに、トモヒロが夢中になっているのは、ゲームの中の世界です。「別に浮気されているわけじゃないし」と気持ちを片付けようとしても、胸の奥に小さな棘が刺さったような違和感が消えませんでした。

ゲームにハマっている夫と不安な私

スマホ PIXTA

ある日のこと、産婦人科の帰り道、私は思い切ってトモヒロに話しかけてみました。

「ねぇ、私もトモくんがやっているゲーム、始めてみようかな?」

トモヒロは一瞬、ハッとした表情でスマートフォンから目を離しました。そして、少し慌てた様子で答えました。

「えっ、ユウコが?いや、やめておいた方がいいよ」
「どうして?」
「うーん……なんていうか、妊婦さんにはちょっと刺激が強いかも」
「刺激が強いって、どういうこと?」

トモヒロは口ごもり、しばらく考え込んでから、ぽつりと言いました。

「ほら、ゲーム内にはいろんな人がいるからさ。ユウコには合わないと思うんだ」

そう言って、トモヒロは私の頭を優しく撫でました。その手つきは優しかったですが、私には彼の言葉がどうにも腑に落ちませんでした。「刺激が強い」とは、一体どういう意味なのでしょうか。

その夜、私はトモヒロが寝静まったのを確認して、『ユートピア・ガーデン』について調べてみました。すると、ゲームのレビューサイトや攻略サイトには、ゲームの内容や楽しみ方がたくさん書かれていました。

その中に、私の目を引く記事がありました。「アバター同士で擬似結婚!『ユートピア・ガーデン』の新しい楽しみ方」と書かれていました。記事によると、このゲームはプレイヤーが作成したアバターを介して、他のプレイヤーと疑似的な関係を築くことができるとのことでした。そして、ゲーム内での恋愛、ひいては擬似結婚までできるというのです。

記事を読み進めるうちに、私の胸のざわつきはどんどん大きくなっていきました。まさか、トモヒロが言っていた「刺激が強い」というのは、このこと?

最近のトモヒロの楽しそうな様子。家に帰ってすぐにゲームを始める彼の姿。まるで、早く誰かに会いたいとでも言いたげな、前のめりな姿勢――。妊娠してから精神的にも不安定になっている私は、その日の夜から、トモヒロのスマホを見るのをやめられなくなりました。

知らない女と夫の甘い会話

浮気 PIXTA

トモヒロのスマートフォンのロックは、私の誕生日と結婚記念日を組み合わせたもの。夫婦でパスコードは共有していました。

ある夜、私は寝ているトモヒロの枕元からスマホを取り『ユートピア・ガーデン』のアイコンをそっとタップしました。アプリを開くと、まず目に飛び込んできたのは、彼のアバター。ゲーム内のチャットを開くと、そこには驚くべき光景が広がっていました。知らない女性プレイヤーとのチャット履歴です。

アバターの横には「A」と書かれています。トモヒロと「A」の会話は、まるで現実の恋人同士のようでした。

「早く会いたいな」 「愛してるよ、トモくん」 「俺もだよ、A」

心臓が締め付けられるような、苦しい気持ちになりました。私の知っている優しいトモくんは、画面の中にはいませんでした。そこにいたのは、ゲーム内の恋人に甘い言葉をささやく、知らない男性でした。チャットを遡っていくと、ついに私の疑念が確信に変わる瞬間が訪れました。

「今日から、私とトモくんは夫婦だね。ずっと一緒だよ」 「もちろんだよ、A。俺たち、幸せになろうね」

どうやらトモヒロは、「A」という女性プレイヤーとゲーム内で擬似結婚をした様子です。そのチャットのやり取りは、ちょうど今日の出来事でした。幸い「リアルで会おう」などの直接的なやり取りはありませんでした。でも、彼らは疑似的とはいえ結婚しているのです。

私は震える手で、自分のスマートフォンを取り出し、そのチャット画面を撮影しました。この胸が張り裂けそうな思いを、どうにかして形に残しておきたかったのです。シャッター音は消していましたが、指先が震えて、画面がうまく撮れませんでした。何度か撮り直し、ようやくはっきりと写った画像を自分のスマートフォンに保存しました。

写真フォルダの中にある、彼の裏切りを示す証拠。それはまるで、私の胸に刺さった棘を、自分で深く突き刺しているようでした。どうして、私が妊娠しているこの大変な時期に、他の人と「愛してる」なんて言い合えるのでしょう。

私は、泣きそうになるのを必死に堪えました。泣いてしまうと、この気持ちが溢れ出して、もう二度と元には戻れなくなるような気がしたからです。

次の日、トモヒロはいつも通りに仕事へ行きました。

「今日は帰りが少し遅くなるかもしれない。夕飯は先に食べてていいからね」

そう言って、彼は私のお腹に優しくキスをして、出かけていきました。その姿を見て、私はふと、彼がやけに楽しそうにしていることに気が付きました。笑顔の理由は、私の知らない女性とのやり取りだったのです。

夫が出て行ったあと、私は、自分の手の中にあるスマートフォンの画面をじっと見つめました。そこには、彼と「A」の甘い会話が、私の胸を締め付けながらも、はっきりと残されていました。これから私はどうすればよいのでしょうか。

🔴【続きを読む】【名案】ゲーム内で妻を作った夫に“お灸を据える”→義母の作戦がすごい|夫がゲーム内結婚していた話

あとがき:まさかの理由に唖然

夫のゲームにハマっていた理由は、まさかの疑似結婚を通じた女性との交流でした。やりとりを目の当たりにしたユウコはとても傷ついたことでしょう。

あくまでゲームの世界とはいえ、他の女性に愛をささやく夫の姿にショックを受けたユウコの気持ちは理解できます。妊娠中で精神的に不安定な時期でもあり、とてもつらかったはず。あなたの夫がこんなゲームにはまっていたら、あなたならどうしますか?

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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