Ⓒママリ
ある日突然、娘のののかからこぼれたSOS。母である郁乃は、ののかの話を聞くことに。
友人関係が崩れたとき
ののか「お母さん…。私、もうどうしたらいいか分わかんない…」
そう言いながら、娘・ののかが私に悩みを打ち明けて来たのは、6年生の二学期も半ばになった頃でしたー。
私は福原郁乃(ふくはらいくの)と申します。今回は、小学生六年生である娘・ののかが、大変な思いをして耐え抜いたできごとについて書きたいと思います。
ことの発端は、ののかに嫌がらせをしてくる【澪(みお)ちゃん】という子が、担任の先生に『ののかちゃんたちが私の悪口を言う』と相談したことがきっかけでした。
ののかが仲良くしている子達は皆、6年生になるまでのどこかで澪(みお)ちゃんの嫌がらせを受けてきた子たち。中には、1年生の頃から嫌がらせを受けている子もいるほどで、澪ちゃんは「嫌な子」としてちょっとした有名人でした。
ののかは、5年生の時から澪ちゃんとクラスが一緒で、最近嫌がらせが酷くなってきたというのです。
何が偉いと思って嫌がらせをしてくるのか
澪ちゃんの嫌がらせは陰湿で、自分のグループにいる子達に「ののかグループと話さないで」と命令していたり、カンニングを強要したり、ターゲットにした子をグループ全員で無視したりしているよう。
みんなに聞こえるように容姿の悪口を言うこともあり、大きなダメージを受けている子もいるようです。
これだけのことをしていたら先生に相談すれば叱ってくれそうなものですが、澪ちゃんは先生の前では良い子で通っているらしく、先生は澪ちゃんを信じてしまうというのです。
そのため、ののかは嫌がらせは無視して過ごしてきていました。それでもしつこい嫌がらせはひどくなり、ついにわざわざ聞こえるように
澪「ののかのグループの子と話さないで?キモイから」
と言っていたといいます。
そんな状況が続いて、ののかはとてもしんどい日々を送っていました。なんとか割り切ってこれたのは、周りに澪ちゃんと距離を取りたい仲間がいたからです。でも、そこはまだ小学6年生。自分に向けられたひどい言葉は小さな胸にどんどん溜まり、我慢には限界がきているようでした―――。
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あとがき:どこにでもいるのかもしれないけれど…
どの世代にも存在するグループトラブル。その存在が消えることはないのでしょう。今回のお話では、とくにこういった問題が多いであろう小学校高学年女子達のお話について触れています。
学校という小さなコミュニティーでは完全に顔を合わせないように過ごすことが難しく、自分と合わない人や嫌な行為をしてくる人との距離の取り方が難しいですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










