🔴【第1話から読む】微笑ましさ→違和感へ…小1娘の友人が毎日のように家にくる|娘の友達を出禁にした話
娘の友達・みかんちゃんの母にみかんちゃんの迷惑行為をすべて打ち明けた主人公・果穂。果たしてその効果はあったのでしょうか?
新しくできた公園が、よいきっかけに
そんなある日、私の家から少し離れた場所に公園が新しくできました。遊具も新しくなり、広々とした芝生が広がり、子どもたちの人気の場所になったようです。
「ももちゃん、今日、公園行こっ!」
「うん!」
学校から帰ってくると、ももとみかんちゃんはすぐに公園へと向かいました。私は2人の様子を、少し離れた場所から見守りましたが、新しい遊具で楽しそうに遊んでいます。その姿は、私の家で遊んでいる時よりも、ずっと楽しそうに見えました。
次の日も、その次の日も、ももとみかんちゃんは、公園で遊び満足そうです。
「新しい公園が楽しくてよかったね」
私が、ももにそういうと、ももがみかんちゃんのその後のことも教えてくれました。
「みかんちゃん、公園でルールを守って遊ぼうって、みかんちゃんのママと約束したんだって。みかんちゃんのママは公園の近くでお仕事してて、何かあったらすぐ行くからねって言ってくれたって」
みかんちゃんのママが公園の近くのビルで働いているそうで、窓からみかんちゃんの様子を見ていてくれるとのことでした。みかんちゃんは、遊び終わった後は会社に寄ってママを待ち、一緒に帰れるようになったといいます。
みかんちゃんも寂しさが軽減されたのか、表情がやわらかくなったように感じました。
娘の家でもあり、自分の家でもある
新しい公園の登場もあり、結果的に出禁作戦が成功したわが家、今では「これでよかった」と強く思います。
ベランダの絵具の跡は結局消しきれず、今度業者が消しにくることになっています。雄也はみかんちゃんの家に修繕費を請求しろ、と言いますが、これは私が子どもたちに甘く接していた反省もあり、請求しませんでした。
私は、今回のことで、たくさんのことを学びました。子供の気持ちを尊重することも大切ですが、時には厳しく、毅然とした態度を取ることも必要です。そして、何よりも、自分の家を守ること。それは、私にとって、大切な家族を守ることと同じでした。
絵の具の汚れは私がこの件で経験した、痛みと学びの証として残ると思います。これからも大人としてブレてはいけない部分をブレさせることなく、子ども同士の関係性を見守っていきたいと思います。
あとがき:結果的に、家は守られた
みかんちゃんの母の協力もあり、無事みかんちゃんの来訪から解放された主人公。今後はお家に誰か呼ぶにしても、ルールを明確にして毅然と対応することを決めたようです。
あなたの家庭では子どものお友達を家に呼ぶ際のルールを決めていますか?子どもの見守りについて学びが得られるエピソードでしたね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










