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【1話から読む】なぜ不妊治療の病院に子どもが…!? 患者が感じた深い怒り|みんな私に配慮して
「妊娠できない」つらさで身も心もボロボロに
主人公の高畑キリコは31歳の女性です。結婚して4年、不妊治療を始めて1年が過ぎました。現在、キリコはタイミング法のステップを進めています。受診の結果では卵子がうまく育っていないということもあれば、順調ですと言われることもあります。
ただ、まだ妊娠できていないことをキリコはずっとしんどいと思っており、「もっと世界が不妊治療をしている人たちに配慮があれば」と強く願って生きています。先日も、不妊治療クリニックの前のビルに設置されていた「ファミリー向け保険」の広告に対し、保険会社へ「不妊治療クリニックの前でファミリー向け保険の広告をするなんて配慮不足だ!」と意見を言ったばかりです。
そしてこの日もクリニックを受診したキリコはあることに気づくのですが…?
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神谷もち(@mochidosukoi)さんのブログ『もちログ』
キリコが広告を設置している会社にクレームを入れたことで、不妊治療クリニック前の看板はファミリー向け保険のものから歯科クリニックの広告へ変わりました。キリコは自分が周囲に意見をすることで、世界が「自分に対して配慮のある社会」になっていくのが心地よく思えていました。
この気持ちのまま「今回は妊娠できそう」と挑んだタイミング法でしたが、結果はうまくいかず…。キリコの「なぜ私だけ」という気持ちはどんどん大きくなっているようです。ただ、キリコに提示されている次のステップは「人工授精」だそうで、キリコは「また自分がつらい思いをするのでは」という思いから次のステップに進むことをちゅうちょしています。
不妊治療による気持ちの維持は本当に人それぞれですが、うまくいかない場合、どうしてもネガティブになってしまうのはキリコさんに限らず起こることなのではないでしょうか…。










