©mochidosukoi
【1話から読む】なぜ不妊治療の病院に子どもが…!? 患者が感じた深い怒り|みんな私に配慮して
禁酒中の妻の目の前でワインを買ってきた夫に激怒した妻
主人公の高畑キリコは31歳の女性です。結婚して4年、不妊治療を始めて1年が過ぎました。タイミング法で始めた不妊治療はなかなか思うようにいかなかったため、キリコはイライラを募らせていましたが、次のステップである人工授精に進んだところ、1回目の治療で妊娠することができました。
妊娠するまでは街にあふれる「妊婦の情報」や「親子向けのCM」にまで敵意を向け、世間は不妊治療をしている人に配慮がない!と怒っていたキリコですが、自分が妊娠するとその態度は一変。今度は「妊娠中の女性に優しくない!」と怒ります。中でも妊娠生活を積極的にサポートしてほしい夫が少しでも自分の意に沿わない言動をしようものなら、烈火のごとく怒るようになったのですが…。
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
©mochidosukoi
神谷もち(@mochidosukoi)さんのブログ『もちログ』
キリコさんの気持ちは、全く理解できないわけではありません。子どもがおなかに宿ったのは2人で子どもを望んだから…。であるのならば、妻の生活の変化を理解し、夫には少しでも寄り添ってほしいという気持ちは分かります。妊娠期間の10か月間くらい、いろいろな変化を共にして一緒に乗り越え、共に親としての自覚を育んでほしいという気持ちも分かります。
そうした寄り添いの観点では、夫・りょうじの行動は確かに配慮に欠ける部分があるでしょう。ただ、丁寧な話し合いや意思疎通がなければ、きっと男性には女性の妊娠中の変化は理解できない場合があるように思います。寄り添いきれないりょうじも子どもですが、いきなりキレ散らかすキリコさんもまた、相手の状況に対し配慮が欠けたのではないでしょうか。
夫婦はいずれもお互いに対し隷属する間柄ではありません。フラットな場を用意して、お互いの困りごとや理解してほしいことを伝えあえると良いですね。










