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思い出の詰まった自宅に…「デリヘル嬢」を呼んだ、夫の“切ない告白”|デリヘルを自宅に呼ぶ夫#2

大野佳奈子(25歳)は、マッチングアプリで知り合った正行(36歳)と結婚して3年…。3歳の娘・マオと3人で暮らしています。11歳年上の正行は、穏やかで包容力のある、優しい夫でした。そんなある日、実母と娘と旅行から帰宅した佳奈子は、胸騒ぎを覚えます。正行のスマホを覗くと、そこには信じられないやり取りが…。夫婦の危機と再構築を目指すまでのお話、『デリヘルを自宅に呼ぶ夫』第2話をごらんください。

Ⓒママリ/画像の生成にAIを活用しています

🔴【1話から読む】自宅に呼んだ「マッサージ」。その正体は?11歳年上夫の秘密

夫・正行のスマホから、デリヘルを自宅に呼んでいた事実を知った、佳奈子。翌朝、正行を問い詰めると、正行は素直に白状しました。理由は「実母を亡くし、寂しかった」と言うもので…。

思い出が詰まったこの家で…

Ⓒママリ/画像の生成にAIを活用しています

ぼう然とスマホを握りしめたまま、私は立ち尽くしていた。この家は、私たち夫婦がたくさんの夢と希望を込めて建てた、大切な場所だ…。

間取りを決める時…壁紙を選ぶ時…。正行と「ここでマオと遊ぼうね」「将来はマオの部屋をこうしようね」って、楽しそうに話していた日々を思い出す。

そんな温かい思い出が詰まった家に、正行はデリヘルを呼んだ。汚されたような、裏切られたような、ぐちゃぐちゃの感情が、私の胸を締めつける。

「あれ、佳奈子…俺、寝ちゃった?」

「あ…うん。私、まだやることあるから、先に寝てて」

そう言うのが精いっぱいだった。寝室に行くと、ぐっすりと眠っている正行の顔が見えた。ベッドに入り、正行に触れないよう、そっと背を向けた。

私が旅行に行っている間に、このベッドで…別の女性と…?そんな想像が頭をよぎるたび、胸が張り裂けそうになった。

「なんで……」

最近は、週に1、2回、夫婦の営みだってあった。正行はいつも優しく、私を愛してくれていると思っていたのに…。

夫に真実を問い詰めた結果

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「本当は、私とするのがイヤだったのかな…」

どうしようもない不安と自己否定の波に、のみ込まれていく…。自分に魅力がないから?私が妻として、母親として至らない点があったから?頭の中を、自分を責める言葉がぐるぐるとかけめぐる。

翌朝、正行が起きてくる前に、私はスマホを元の場所に戻した。何事もなかったかのように振る舞おうとしたが、目は真っ赤だった。

「佳奈子…どうしたの?もしかして、体調悪い?」

朝食の準備をしながら、心配そうにたずねる正行…。私は言葉を詰まらせた。

「…昨日、あなたのスマホ、見ちゃった…」

その言葉に、正行は一瞬で顔色を変えた。私の中の最後の希望が打ち砕かれる。やはり、間違いではなかったのだ。

「え…それは…」

「もういい。全部、わかってる。どうして…どうして自宅に呼んだの?」

私の問いに、正行は言葉をうしない、その場に崩れ落ちるようにして座り込んだ。そして、堰を切ったように泣き始めた。

「ごめん…本当に、ごめん…!」

肩をふるわせ、子どものように泣き続ける正行…。私の怒りや悲しみも、彼のその姿を見たら、行き場をなくしてしまった。

「…理由を教えて。どうして、こんなことをしたの?」

実母を亡くした寂しさから…

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正行は、嗚咽をもらしながら、なんとか言葉をしぼり出した。

「…疲れてたんだ。仕事のストレスも、最近すごくたまってて…」

しかし、その言葉に納得できなかった。ストレス発散なら、もっと違う方法だってあるはずだ。

「一番の理由は…母さんが亡くなってから、一人になるのが、すごくこわかったんだ…」

正行の母は、去年の夏に亡くなっていた。優しくて、私にもマオにもよくしてくれたお義母さん…。正行は、実母を本当に大切にしていたのは知っている。

「佳奈子とマオが旅行に行って、一人で家にいたら、寂しくて、不安で…どうしても、誰かにそばにいてほしくて…」

泣きじゃくりながら話す正行を見て、どうしていいかわからなかった。正行の気持ちも理解できる。でも、だからって…。

「だからって、家に呼んでいい理由にはならないよね。本当にごめん…」

正行は涙で顔をくしゃくしゃにしながら、私の手をにぎりしめた。

「佳奈子やマオがいてくれたから、ここまで頑張れたんだと思う」

その言葉に涙があふれてきた。私も、正行のつらさに気づいてあげられなかった…。もっと寄り添うべきだったのかもしれない。そう思うと、自分を責める気持ちがまたわき上がってきた。

🔴【続きを読む】「毎日入っているお風呂で…」夫がデリヘル嬢と行った“家族への裏切り”に妻が絶句

【全話まとめて読む】
デリヘルを自宅に呼ぶ夫

あとがき:行き場のない気持ち

正行がデリヘルを自宅に呼んでいた事実を知った、佳奈子。理由は「実母を亡くし、寂しかった」と言うものでした。正行の寂しさは理解できるものの、他に方法はなかったのかと、佳奈子は頭を抱えます。

正行の苦悩や寂しさを理解し、寄り添おうとしている佳奈子の姿は、夫を愛する気持ちが伝わってきますね。行き場のない気持ちを抱え、佳奈子は自分自身を責めてしまいます。

相手を思いやり、理解しようと努めることは大切ですが、自分自身の心も大切にしてほしいですね。佳奈子が気持ちを一人で抱え、つぶれてしまわないことを祈るばかりです。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

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