🔴【第1話から読む】「昨日の夜、最高だった♡」夫への不倫LINE発見→妻の怒りに火がついた日|不倫夫を泳がせて制裁した話
謙太のスマホから、ミシュラン級の高級店「メゾリエッテ」の予約メールを発見。私には使わなかった大金と時間を不倫相手に使った事実に、明子の怒りは頂点に。突撃か削除かで迷うが、渚は「決定的な証拠」のため、レストラン後の二人を尾行する、最も冷静で効果的な戦略を提案する。
夫の不倫の証拠集めに奔走
渚の助言に従って、私の証拠集めは始まりました。謙太の生活を観察し、ゴミ箱を漁り、彼の行動とスマホの隙を伺う日々。彼の帰宅時間、土日の予定、使ったレシートの行方。
まるで探偵になった気分です。もちろん、かずの前では今まで通り優しい母親でいなければなりません。その二重生活が、私の神経をすり減らしていきましたが、同時に私の闘志を燃え上がらせました。
「これは証拠になりそうだね」
数日後、メールを確認していたら見つけた証拠を渚と確認しました。謙太のアカウントは家族の共同PCにも連携されたままになっていて、メールは見放題だったのです。謙太は脇が甘すぎますよね。それは、とある予約サイトからの予約確認でした。
『【メゾリエッテ】ご予約確定のお知らせ。日時:今週土曜日19:00、2名様』
節約をしていたはずなのに…
レストランの名前を見て、私は思わず息を飲みました。
「この『メゾリエッテ』って、ミシュランで星がついたって話題になった高級レストランよね? 1人3万円は下らないお店じゃない…」
私の怒りは頂点に達しました。子どもが生まれてから、私たちは「しばらくは洒落たお店は無理だね。また落ち着いたら行こう」と、ずっとファミレスや回転寿司で済ませてきました。
それなのに、不倫相手のためにそんな豪華な食事を用意しているなんて。彼の「残業」は、こんな贅沢なデート資金を稼ぐためだったのね。
「最低だね、信じられない」
渚も眉をひそめます。もうこの男に手加減する必要なんてないと、復讐の決意が新たになった瞬間でした。
揺れる心
私は怒りで体が震えましたが、その一方で、一つの考えが頭をよぎりました。
「今このメールで彼を問い詰めたら、デートをやめさせることができる。女にこんな大金を使わせるなんて嫌だ」
しかし、すぐに別の声が私を誘惑します。
「いや、違う。あえて静観してでも2人がいるところに乗り込むべき。この裏切りがバレた代償を、2人にしっかりと払わせないとね。私を馬鹿にしていた謙太の真っ青な顔を見なくては」
私は再び渚に相談を持ちかけます。
「渚、このレストランデートに乗り込んで不倫を認めさせたらいいかな?」
渚は私の混乱を見抜き、落ち着いた声で答えました。
「ううん、それは今じゃない。レストランは証拠としては弱いよ。そこで認めさせても体の関係を認めさせるのは難しいし、慰謝料も請求できるかわからないよ」
「じゃあ、どうすればいい?」
「い突撃は、一番効果的な瞬間にやるべき。 私が思うに、レストランで食事した後だね。こんなムード満点の店で食事するってことは、次に行く場所は決まってる」
渚はそう言い、私の目を見て言いました
「そして、一番のタイミングで不貞を認めさせるのよ」
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あとがき:裏切りが招いた予期せぬ冷徹な戦略
夫が自分との約束を破ってまで、他の女性と贅沢な時間を過ごしているという事実は、裏切られた妻にとって最大の屈辱です。明子が一瞬、感情的な突撃を考えたのも無理はありません。しかし、渚の提案は「復讐」と「証拠」という二つの目的を見事に両立させています。ただ怒るだけでなく、その怒りを相手に最も大きなダメージを与える方法で返す。その冷徹な計算が始まった瞬間です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










