1. トップ
  2. トレンド・イベント
  3. ブログ・SNS
  4. 「奥さんとは上手くいってないって」優等生の友人が既婚者と“怪しい関係”に|人の夫を奪う友人

「奥さんとは上手くいってないって」優等生の友人が既婚者と“怪しい関係”に|人の夫を奪う友人

几帳面で真面目だったはずの友人を、すっかり変えてしまった夜の世界。そんな友人の変化に千夏はどう向き合っていくのでしょうか。そして、その変化の裏にある本当の理由とは...?『人の夫を奪う友人』第1話をごらんください。

🔴【全話読む】人の夫を奪う友人

久しぶりに会った友人・由香は、見た目も生活も激変していました。既婚者と二人きりで遊んでいるという話に、千夏にはわずかな胸騒ぎを感じます。

友人の変化

PIXTA

私は千夏。商社の事務の仕事を程々にこなしつつ、平凡で穏やかな毎日を過ごしています。中学時代からの友人・由香は、そんな私とは違い、几帳面で真面目な子でした。社会人になってからも、時々連絡を取り合い、近況を話す関係が続いていました。

そんな由香の様子が変わり始めたのは、一年前の秋でした。

由香「最近ね、行きつけの店ができたの」
私「由香が飲み屋なんて珍しいね」
由香「うん。仕事帰りにふらっと寄れる小さな店なんだけど、すごく居心地がいいの。ママが気さくで、常連さんも優しくてさ」

電話の向こうの声は、今までにないくらい弾んでいました。私は忙しい毎日に癒しの場所ができたのだと安心していました。ところが、久しぶりに会った由香の髪は明るい茶色に染められ、服装も以前よりずっと華やかになっていました。

由香「あの店のママがね、『もっと自分を楽しみなさい』って言ってくれたの。それで、ちょっと挑戦してみたんだ。変かな?」

照れ笑いを浮かべる由香はどこか誇らしげで、私も笑って「変じゃないよ」と答えました。ですが、その行きつけの店の話を聞くたびに、胸の奥がざわつきました。

既婚者と...?

PIXTA

由香「常連の人たちが、仕事の愚痴とか人生相談とかなんでも聞いてくれて。特に佐々木さんって人がいてね、すごく話しやすいの」
私「へえ、優しい人なんだね」
由香「最初はお客さん同士だったんだけど、この前、二人で映画観に行ったの」

最初は純粋に良い相手ができたのだと思っていましたが、話を聞いていくうちに、その佐々木さんという人は既婚者だということが分かりました。

私「それ、大丈夫なの?」
由香「奥さんとはうまくいってないって言ってるし...」

その言葉に思わず眉をひそめましたが、由香は気づかないふりをして、グラスの氷を鳴らすように軽い口調で続けました。

由香「なんかね、店に行くと自分が誰かに必要とされてる気がするの。仕事もマンネリだし、話を聞いてもらうだけで癒されるんだよ」

私は笑ってうなずきながらも、どこか不安でした。誰かに必要とされたい、という気持ちは理解できます。でもその相手を間違えたとき、人は簡単に道を踏み外してしまうことを知っていたからでした。

私「あんまり深入りしないほうがいいかもよ。飲み屋の付き合いって、境界が曖昧だから」
由香「大丈夫だよ。私、ちゃんとわきまえてるから」

その“わきまえてる”という言葉の裏に、どこか自信のような、危うい期待のようなものが混じっているように感じました。その夜、帰り道の風が冷たくて、私はなぜか小さな胸騒ぎを覚えました。

「私が奪ったわけじゃない」もう止められない?友人の“危うい異性関係”|人の夫を奪う友人

関連記事:

「私が奪ったわけじゃない」もう止められない?友人の“危うい異性関係”|人の…

年が明ける頃には、由香はすっかり夜の世界に染まってしまいました。男性に…

🔴【続きを読む】「私が奪ったわけじゃない」加速する危うい異性関係

あとがき:隠せない戸惑い

真面目で優しかった友人が、少しずつ夜の世界へと染まっていく——。止めたい気持ちと、見守るしかない現実は歯がゆいものですよね。突然突きつけられた変化に、千夏はこれからどう向き合っていくのでしょうか。

※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています

🔴【全話読む】人の夫を奪う友人

🔴【今読まれています】「あれ、ない……?」私の“タンス貯金”が消えた日|娘がお金を盗んだ話

おすすめ記事

「小説」 についてもっと詳しく知る

本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

カテゴリー一覧

ブログ・SNSの人気記事