第一子妊娠中の優香は、やさしい夫・達也に見送られ、里帰りします。平穏な日々の中、親友の真奈美から送られてきたのは、「マッチングアプリ」の画面で…。
里帰り中でも仲良し夫婦
「体調はどう?赤ちゃん、順調かな」
実家のリビングで、母が淹れてくれたあたたかい麦茶を飲みながら、私は「ふう」と息をつきました。
私は優香、32歳。現在、第一子出産間近で、2か月間の里帰り中です。
夫の達也(33歳)は、「優香と赤ちゃんの体が一番、大事だから」と、快く送り出してくれました。
「うん、おかげさまで。達也さんも毎日"さみしいけどがんばるよ"ってLINEくれるし…安心してるんだ」
そう、私たちは、自他共に認める仲良し夫婦。
達也はやさしくて、家事も分担してくれる理想の夫……のはずでした。
ありえない画面に絶句…
その日の夜、地元の親友である真奈美から、突然、電話がかかってきました。
「優香…今、ちょっといい?……あのさ、これ、見まちがいだったらいいんだけど」
真奈美の声は、いつになく緊張していました。
送られてきたスクリーンショットを見て、私の心臓はいやな音を立てて跳ね上がりました。
マッチングアプリの画面。
そこには、見覚えのある……いや、見まちがえるはずのない、夫の自撮り写真がありました。
名前は「タツ」。年齢は「30歳」。 自己紹介文にはこう書かれていました。
「仕事が忙しくて、なかなか出会いがありません!今は一人暮らしで、自由な時間が多いので、たのしくお話しできる方、まずはランチから始めませんか?」
「……ウソでしょ」
手がふるえました。
一人暮らし?出会いがない? つい数時間前まで、「優香がいなくて家が広いよ、早く会いたいな」なんて、甘いメッセージを送ってきた男が…うらで「恋人募集」をしていたなんて。
親友の力を借りて復讐を決意
「これ、絶対、達也さんだよね…。私、たまたま登録してたから見つけちゃって……」
真奈美の心配そうな声を聞きながら、私の中の「悲しみ」は、一瞬で「怒り」へと形を変えました。
「真奈美……これ、徹底的に証拠をつかみたい。協力してくれる?」
「もちろんだよ!親友のピンチだもん。どうする?」
私はおなかをやさしくなでながら、心の中で夫に告げました。
(達也さん、自由な時間がほしいなら、たっぷり作ってあげるわね)
私の復讐劇は、ここからしずかに幕を開けたのです。
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あとがき:信じていた世界の崩壊
しあわせの絶頂にいる時ほど、裏切りの衝撃は鋭く刺さるものです。「優香と赤ちゃんが一番、大事」なんて甘い言葉を吐きながら、うらでは「一人暮らしで出会いがない」とウソを並べる。その二面性に、読者としても背筋が凍る思いですよね。
悲しみに暮れるだけでなく、瞬時に「徹底的に証拠をつかむ」と決意する強さに、同じ女性としてエールを送りたくなりますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










