【第1話から読む】【裏切りの通知】「パパ大好き」と笑う娘。その横で夫が親友と……?スマホから暴かれた衝撃の記録
公正証書の完成と、絶縁
長い協議の末、私たちはついに公正証書を作成しました。 お互いが一括で多額の慰謝料を支払うこと。今後いかなる理由があっても、互いに一切の接触を断つこと。もし違反すれば、一回の接触につき法外な違約金が発生すること。接近禁止の誓約書も、弁護士を介して完璧なものに仕上げました。
かつては週末ごとに笑い合い、家族ぐるみの付き合いをしていたあの楽しかった日々は、この日を境に、完全に、そして永遠に絶縁へと変わりました。
実家に見放されたシタ女と、自分の足で歩む私
あれから数か月が経ちました。 佐藤さんを通じて、断片的に彼女の「その後」の状況が耳に入ってきます。 彼女は、個人では到底支払えない慰謝料を工面するために、自分の両親に泣きついたそう。しかし、厳格な両親は、娘のしでかした破廉恥な行為に激怒。
「お前のような恥さらしな娘とは関わりたくない」
と、勘当寸前の勢いで激しく叱責されたと聞きました。今は両親に借金をした身として、佐藤さんの徹底した監視下で、一切の自由を奪われて暮らしているようです。
「……身から出た錆ね」
私はそう呟き、スマホの画面を静かに閉じました。彼女のその後を気にするエネルギーすら、今の私にはもったいないのです。
健一との再構築という道を選んだことが、果たして正解だったのか。それは数年、数十年経ってみなければわからないかもしれません。ふとした瞬間に、彼女と健一の姿が脳裏をよぎり、激しい動悸で眠れない夜もまだあります。
しかし、私はあの日、自分の力で「けじめ」を勝ち取りました。公正証書に記された多額の賠償額、そしていざとなればいつでも突きつけられる離婚届。それらは、私がいつでも自分の足で立っていけるという、揺るぎない「安心の盾」となりました。
「ママ、お花!きれいだね」
公園で摘んだ名もなき花を差し出す娘を、私は力いっぱい抱きしめました。 健一との関係は、今はまだ「同居人」に近いかもしれません。けれど、彼が一生をかけて償うと言うのなら、その背中を見守りながら、私は私自身の人生を、一歩ずつ再構築していこうと思います。
因果応報の結末を見届けた私は、もう二度と、あのお花畑の住人の言葉に惑わされることはありません。私の真の戦いは、自分自身が本当の笑顔を取り戻すまで続くのです。
あとがき
因果応報。相手女性が「自分だけは特別」だと思っていた世界の終わりです。美香さんが選んだ「再構築」は、決して許したわけではなく、自分の人生の主導権を握るための選択でした。最後に手に入れた「安心の盾」は、これからの彼女を支える力になるはずです。暗闇を抜け、娘と歩む未来には、柔らかな光が差し込んでいます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています










