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また強い口調で娘を黙らせてしまったゆみさん。寂しい思いをしているはずなのに、娘は何も言わない。そうさせているのは自分だとわかっているからこそ、ゆみさんはまた自分を責めてしまうのでした。
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強い口調で言ってしまったあと、ゆみさんはふと我に返りました。「言いすぎた」とわかっていて、謝らなきゃと思うのに、どうしても言葉が出てきません。
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娘は本当は寂しいに決まっている——ゆみさんには、それがわかっています。それなのに、娘は我慢して本当の気持ちを言ってこない。その健気さを知っているからこそ、今回強い口調で言ってしまった自分の言葉が胸に刺さります。黙らせてしまったのは、自分の言い方。わかっているのに、また同じことをしてしまった——。ゆみさんは、娘の沈黙と自分の後悔のあいだで、そっと立ち尽くしていました。
🔴【続きを読む】「ごめんね」4歳娘に対する発言を謝ったら→あっさり言われた【一言】に救われる|33歳という日々
幸せだと思える日々があれば、それで十分
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シングルマザーとして4歳の娘を育てるゆみさんは、仕事と育児に追われる日々のなかで、いつも娘を優先して過ごしています。朝は慌ただしく身支度を整え、気づけば自分のことは後まわし。それでも「娘の笑顔を守りたい」という思いを胸に、今日も前へ進んでいます。
しかし、周囲から「お母さん」としての役割ばかりを求められるなかで、自分という存在が薄れていくように感じることもあります。母である前に、1人の自分としての気持ちに戸惑う瞬間もあるのです。
また、周囲との違いにふと孤独を感じることも。家庭のかたちや環境は人それぞれだと分かっていても、自分だけが違う場所にいるように思えてしまう日もあります。
そんなゆみさんを支えているのは、娘の何気ない笑顔や優しさでした。与えているつもりでも、実はたくさんのものを受け取っていることに気づかされます。
比べなくていい、完璧でなくていい。今の自分なりの幸せを大切にしていいのだと、そっと背中を押してくれるお話です。
書籍『33歳という日々』(鈴木みろ/KADOKAWA)とは、高校の同級生だったエリ、このみ、ゆみの3人を主人公に、33歳になった彼女たちの「混じり合わないけれど地続きな日常」を描いた作品です。現在、1〜3巻が好評発売中。
鈴木みろ|Suzuki miro(@suzukimiro)さんのインスタグラム
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