定期的に集まっている大学時代のサークルメンバー。主人公・亜紀が今日も参加すると、親友のまどかから「結婚報告」がありました。メンバー内から、温かい祝福の声があふれます。
友人からの幸せな結婚報告
まどか「私、結婚することになったの」
駅近くのカフェテラスは、大学時代のサークルメンバーとの「集いの場」になっている。春の陽ざしのなか、柔らかな笑顔でまどかが報告した。
亜紀「わあ、おめでとう!」
大学時代一番の親友だった彼女の結婚報告を、私、新藤亜紀(あき)は素直に祝福した。
現在29歳の私は、息子が1歳となり時短勤務で復職したばかり。忙しい日々の中、うれしい報告に笑みがこぼれる。
美香子「おめでとう、まどか!」
葵「あの優しい彼氏ですよね。いいなあ、羨ましい!」
由梨「お幸せにね」
仲間からのお祝いの言葉を、まどかはくすぐったそうに受けとめる。今ここにいるのは、全員で5名。いつも集まるこのメンバーで、まどかは4人目のゴールインとなったのだ。
大学時代から続くサークルメンバー
葵「あー、これで独身は私だけ?あせる~」
となりでぼやいているのが、1つ年下の葵(あおい)。明るくていい子だ。
美香子「28でしょ。まだこれからじゃない」
笑ってフォローを入れたのは、私と同い年の美香子(みかこ)。既婚で子どもはまだいない。サークル長を務めていた。
由梨「結婚したらしたで大変だよ。子どもが産まれたらなおさら。ね、亜紀」
そう言って私に話を振ってきたのは由梨(ゆり)。彼女も同い年の友人。すでに2児の母である彼女は、私よりも長い育休中の真っ最中だ。
先輩後輩、既婚未婚も関係なく続くサークル仲間との集まりを、何よりも楽しみにしていた。みんな大好きな友人だ。仕事や育児での苦労も、彼女たちと会えば癒される。それは他のメンバーも、同じだと感じていた。
アカペラの余興を引き受けた
まどかの報告をみんなでよろこんでいると、彼女が控えめに発言した。
まどか「それでさ、余興を頼んでもいいかな?」
美香子「うん、まかせてよ!」
代表して美香子が答える。
私たちは、アカペラサークルのメンバーだ。大会でも何度か入賞し、実績はそれなりにある。今までも友人の結婚式で何度か披露したし、私が結婚したときも余興を頼んだ。だからこの流れはごく自然で「今回も問題なくできるはず」…と、考えていた。
由梨「あ、そろそろお迎えに行かなくちゃ」
由梨がスマホの時刻を確認して、立ち上がる。それにつられ、解散の流れになった。自然と余興リーダーになった美香子が、みんなに声をかけた。
美香子「じゃあ、日程近くになったら連絡するね」
亜紀「うん、よろしく!」
葵「お願いしまーす!」
笑顔で別れる私たち。けれどもまさか、この余興が友人関係にヒビを入れそうになるなど、この時は思いもしていなかったのである。
🔴【続きを読む】「ごめん忙しくて!」余興準備が始まらない不安!思わぬハプニングが続出
あとがき:大切な友人の余興、はりきるも…
最近では結婚式で友人に余興を頼む流れも減っていますが、アカペラサークルメンバーというつながりのため、主人公の亜紀たちは余興を披露する機会が多いようです。本人たちも慣れているため引き受けました。大切な友人のためにはりきる亜紀。しかし次回、思いもよらぬ事態が待ち受けています。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。










