劇団四季で多忙な日々を送っていた横山さんに驚愕の知らせが届きます。そのときのことを横山さんはこんな風に語っています。
「ある日後輩から“うたのお兄さんの一次オーディションが先日行われたらしい……”と連絡がありました。オーディションの情報は、定期的に問い合わせてチェックしていたのですが、たまたまそのときだけ確認をしていなかったのです。突然の事態にショックを受けながらも、ダメもとでNHKに電話をかけました。すると、ちょうどその日の朝に一次オーディションの追加募集が決まったとの話が。本当に運が良かったと思います」 出典: www.kunitachi.ac.jp
なんとオーディションに応募しそこねてしまった横山さん。
そこで決まってしまっていたら、だいすけお兄さんは誕生しなかったんですね。追加募集とは本当にラッキーでしたね。
歌の神様はだいすけお兄さんの頑張りを見ていたのかもしれません。
うたのお兄さんに就任!そして超人的スケジュールが開始…
そしてオーディションに合格しうたのお兄さんとなった横山だいすけさん。
しかし本番はここから。超過密スケジュールとトレーニングの積み重ねが待っていたのです。
1週間ほぼ休みがないスケジュール
以前テレビ番組で元うたのお姉さんであるはいだしょうこさんが語ったスケジュールによると、月曜から水曜は収録、木曜は次週のリハーサルを行い、金曜に歌の録音。
さらに週末は地方へ出かけてファミリーコンサートに出演。
まさに超過密、超人的なスケジュールをこなしていたのだそうです。
おそらくだいすけお兄さんも似たようなスケジュールをこなしていたのでしょう。体調どころか、喉を壊すこともできないため、体調管理はとても大変でしょう。
最初の3ヶ月で1000曲を覚える
また、就任して最初の3ヶ月で約1000曲もの楽曲を覚える必要があるようです。
うたのお兄さん・お姉さんが代わると、番組の中で流れる全ての曲の声が変わりますよね。その収録とレッスンにはものすごい労力を要するようです。
1日に10~12曲をレッスンして歌詞も覚えるのは、とても大変なことですよね。
「一般のママ」のキーに合わせるトレーニング
おかあさんといっしょで流れる曲のキーは、お母さんが子供に歌って聞かせてあげられるよう、一般女性が歌いやすいキーに設定されているのだそう。
その音域は、横山さんがかつて歌ってきた男声高音「テノール」よりも低く、その音域に合わせるためにトレーニングをすることも大変だったと明かしています。
どんなときでも「笑顔」
うたのお兄さん、お姉さんはそのイメージを壊さないため、仮に体調不良で病院に行くことになっても、子供に声をかけられたら笑顔で応対しなくてはいけないとされていたそうです。
また、収録はやり直しがきかないため、子供がいたずらをして予測不能な行動に出ても、柔軟に対応しつつ番組を続けなくてはいけません。
どんな場面でも常に「笑顔」を欠かしてはいけないこの仕事。実はとても大変なんですね。
厳しいNHKルール
うたのお兄さん、お姉さんについては子供たちにとって確固たるイメージを守る為、厳しい「禁止」ルールが。
- 海外旅行禁止
- 結婚禁止
- 恋愛禁止(厳密にはバレるのが禁止)