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読書感想文の書き方!低学年の小学生でも簡単にできる書き方例 

読書感想文は夏休みなど長期の長期休みによく出される宿題ですこちらでは小学生の低学年でも簡単に読書感想文を書くことができる方法や書き方の例を紹介します。小学生の読書感想文はママやパパもどのように教えたらいいのか分からないものです。書き方のポイントは大きく3つあり、構成も3部に分けると書きやすいでしょう。またそれぞれの構成の中での読書感想文の例例もご紹介しますので夏休みの小学生の読書感想文の参考にしてみてください。

PIXTA

読書感想文を書く時に抑えたいポイント

夏休みなどの長期休暇に良く出されるの宿題の1つに読書感想文があります。低学年の小学生でも読書感想文を書く場合にはポイントがあり、それをしっかり押さえておけば以外に簡単に書くことができます。

小学生の読書感想文の書き方は大きく次の3つのポイントがあります。まずは本の選び方、次にメモをする、最後に構成を作る事です。それぞれ具体的にどのように行うのか解説します。

本選び

読書感想文で一番最初にすることは本選びです。この本選びが、実は一番重要です。学校の推薦図書の中から選んでもいいのですが、何よりも大切なのは子供本人が興味を持っている本を選ぶという事です。

子供は自分が興味を持ったり、面白いと思ったことは目を輝かせて報告してくれます。読書感想文もその延長です。子供が「面白い」「感動した」「興味がある」と思ったことを誰かに伝えるように文章を書くと、スムーズに進めることができます。

この時に選ぶ本は必ずしも物語や小説でなくても構いません。科学の本やスポーツの本、また多くの文字を読むことに抵抗のある子は図鑑などでも大丈夫です。

読みながらのメモ

付箋 PIXTA

読書感想文を書く下準備として大切なのがメモです。どんな文章を書く時にもネタ集めが必要なように読書感想文にも「ネタ」は必要です。本を読みながらメモを取り、ネタ集めをすることが大切です。

どんなところにメモをするのかは、主に次の3つに分類できます。

  • 面白いと思ったところや、感動したところ
  • 疑問に思ったところ
  • 心に残ったところ

特に低学年の子供の場合には、それらを付箋に書き出して本のその個所に貼るようにするといいでしょう。その個所に貼ることで、後で見直した時に前後の関わりも分かりやすくなります。

貼った付箋になぜ「面白い」「感動した」と思ったのか、どのように「疑問に思った」のか、どんな風に「心に残った」のかを書き出していきます。

あまりにメモの数が多くなってしまうと、感想文がまとまりのないものになってしまうのでメモは多くても3つくらいにするといいでしょう。また子供が書きやすいように大きめの付箋がおすすめです。

構成を作る

子供 勉強 PIXTA

本を読みながらのメモ作成も終わり読書感想文の準備が整ったら、次は文の構成を考えます。読書感想文を書くことになれていない低学年の子供の場合は、3段落の構成がおすすめです。

  • 第1段落:その本を選んだ理由と本のあらすじ
  • 第2段落:面白かった、感動した部分(メモを取った内容)
  • 第3段落:まとめ

第1段落には、その本を選んだ理由やどのようにしてその本に出合ったのかを書くといいでしょう。また、ここで本のあらすじも書きます。自分の感想は入れずにその本のなかで「誰が」「どうした」などの客観的なあらすじを簡潔に書くと分かりやすくなります。

第2段落では、メモを取った部分を書きます。ただ「面白かった」だけではなく「どのように」面白かったのか「なぜ」面白かったのかを書くといいでしょう。第2段落のボリュームを厚くすると中身の濃い読書感想文になります。

第3段落はまとめの段落になります。第2段落を踏まえて、この本を読んで自分がどう考えたのか、これからどのようにしていきたいのかを書くといいでしょう。

読み返し

読む PIXTA

読書感想文を書き終えた後には、必ず読み直してチェックするようにしましょう。その時、音読するとより間違いに気が付きやすくなります。チェックする時には、次のポイントを意識するといいでしょう。

  • 主語、述語はおかしくないか
  • テニオハはきちんと使えているか
  • 漢字の間違いはないか

声に出して読み直すことで、主語述語の関係や「テニオハ」に間違いがある場合には違和感を感じます。そういった場合には、その部分を書き直します。

漢字の間違いに関しては、お家の人がチェックしてみると確実です。

読書感想文の書き方と例文

作文用紙 PIXTA

先にも触れましたが、読書感想文は3つの段落に分けると書きやすくなります。簡単にいうと「書き出し」「中心」「おわり」です。

その3段落に分けることで、書き手も自分の伝えたいことを伝え安くなり、読み手も内容が分かりやすくなります。こちらでは、それぞれの書き方のポイントと例文を紹介していきます。

書き出しのポイント

ここでは本を選んだ理由を簡単・簡潔に述べるのが良いでしょう。それに続けて本のあらすじを客観的に書きます。この時自分の意見は混ぜないよう書くようにしましょう。

書き出しには、ます「私は〇〇という本を読みました。」に加えその本を選んだ理由を書きます。以下に例文をあげてみます。

書き出しの例文「この本を選んだ理由」

冒険 PIXTA

本を選んだ理由を書く場合には、次のような例文を参考にしてみてください。

  • 「私は、普段から〇〇をするのが好きです。この本の主人公も〇〇をするのが好きなので、面白そうだと思いこの本を読んでみることにしました。」
  • 「ぼくは、いつも冒険をしたいと思っています。お兄ちゃんが、『この本はハラハラドキドキする冒険の本だ』と前に言っていたので、この本を読もうと思いました。」

自分の日常生活や興味があること、家族の話など本を選ぶきっかけになった事や理由を詳しく書いていきましょう。

中心部分のポイント

中心 PIXTA

一番ボリュームが多いのがこの中心部になります。中心部には、メモを取った箇所について書きます。心に残ったことや感動したこと、疑問に思ったことを2点ぐらいに絞って書いていくようにしましょう。

初めて読書感想文をかく子供は特にこの部分をどのように書いたらいいのか分からない場合もあります。子供がなかな書けずに困っているような時には、ママから「どんなところが面白かったの?」「どんなふうに思ったの?」などと、子供の気持ちを引き出すような質問をしてあげると子供も書きやすくなります。

中心の例文「一番印象に残った場面の感想」

勉強 PIXTA

  • 「私は主人公の〇〇が、××したところがすごいと思いました。それは、もしも自分が〇〇の立場だったら××するのはとても勇気がいるからです。」
  • 「ぼくは、魔法使いの主人公が敵と戦う場面が一番心に残っています。敵はとても強いのに、仲間と協力して戦うところに感動しました。」

書く時には、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのようにの5W1Hを意識して書くと伝わりやすくなります。子供が困っている時には、この5W1Hをママが質問してあげると子供の考えもまとまりやすくなるでしょう。

誰かに読んだ本の面白いところや、感動したところなどをお話しするつもりで書いていくと内容も膨らみやすくなります。

おわり部分のポイント

本 PIXTA

読書感想文のおわりはこの本を読んで「自分はこうします」という内容を書くと綺麗に終わり、また読んだ本の内容を自分の生活に活かしている印象が出て好評価となります。

その際に「これから〇〇しようと思いました」だけではなく「これからは△△になると思います」など、自分が変わる事とそれにともなってどのような変化が起こるのかまで言及できると内容の濃い読書感想文に仕上がります。

おわりの例文「この本を読み終えて思った事」

  • 「私はこの本を読んで、〇〇の事をもっと知りたいと思いました。だから、これからもっと〇〇について調べてみようと思います。」
  • 「ぼくはこの本から友達の大切さを知りました。これからは、もっともっと友達を大切にしていきたいと思います。」

本を読み終えて、自分の思ったことやこれから自分はどうしていきたいという事を書いていきます。

低学年のうちは文章がなかなか上手に書けないものですが、自分の気持ちを書くことができれば大丈夫です。

夏休みの読書感想文の参考に!

親子  PIXTA

読書感想文というと、子供も親も苦手意識を持って構えてしまう人も多いことでしょう。今回説明したポイントを意識して取り組めば、読書感想文も書きやすくなります。

特に、子供が好きなことを大人にたくさん話をするように、子供自身が親に話したくなるような本を選ぶことがポイントです。

親は、子供が本を読んで「面白かったところ」「感動したところ」「心に残ったことを」聞き出してあげるようにしましょう。そういった親子の会話によって、子供も読書感想文を書くヒントを得ることができ中身の濃い読書感想文に仕上がります。

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