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低学年・高学年別!小学生の読書感想文の書き方とそのポイント

小学生の読書感想文には親子で取り組む家庭も多いと思います。小学生にとって読みやすい本を選んであげたいですね。小学生のパパママが子供にどのような作品を選んであげればよいのか、読書感想文の書き方についてご紹介します。低学年か高学年かによっても書き方が違いますので我が子に合った書き方をアドバイスしてあげてください。

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小学生の読書感想文の書き方

読書感想文は小学生になれば大抵の小学校で宿題として主に長期休暇に出されます。

親として、どんな風に子供に書き方を伝えたらいいのか、どんな本を選んであげれば読書感想文を書きやすいのか、とても悩むところだと思います。

そんな、難しいイメージの強い小学生の読書感想文ですが、ちょっとしたコツをつかむだけでぐっと書きやすくなるものなのです。

ポイント①本の選び方

小学生の読書感想文の書き方の1つ目のポイントとして、本の選び方をご紹介します。小学生の読書感想文が上手に書けるかどうかは、本選びにかかっているといっても過言ではありません。

興味のあるジャンルを選ぶ

動物 PIXTA

子供自身に興味のあるジャンルから読書感想文用の本を選ぶことで、子供が内容をよく理解し、本を読んだ感想を出しやすくなります。

サッカーが好きな男の子にはスポーツ物語を選んだり、動物の好きな女の子には動物が出てくる物語を選んだりと、子供に合った本、子供が一度読んで気に入った本でもいいと思います。

一度読んだことある本は一度内容が頭に入っているので、もう一度読むことで感想を書きたい部分が思い浮かびやすくなります。

ゴールデンウィークを過ぎたころから、学校では読書感想文の図書のあっせんが始まることと思います。各学年に合った、子供が興味のある図書を選んであげるチャンスです。

子供の直感で「面白そう」と感じている本を選ぶ

読書 PIXTA

子供と一緒に書店などに出かけ、子供の直感で「面白そう」と感じた図書を選んであげるという方法も、読書感想文が書きやすくなるコツです。

子供は、鋭い直感を持っています。大人よりも豊かな感受性を持って生活しているので、本の帯に書かれた内容や本の題、表紙のイラストなど、「これだ」と感じたものが好きな内容だった、ということも多いのです。

ページ数の少ない本を選ぶ

勉強 PIXTA

低学年の児童や、あまり読書の習慣の無い児童には、比較的短い内容の本を選んであげることが読書感想文を書きやすくするコツです。

短い内容の本は、内容がダイレクトに頭に入ってきますから、本を読むことに慣れていなくても、起承転結がすぐ理解でき、感想文を書くときのメモを取りやすいのです。

ポイント②読書メモの作り方

小学生 PIXTA

小学生の読書感想文の書き方の2つ目のポイント、読書メモの作り方をご紹介します。本を読んだお子様が本の内容をしっかり覚えているうちに取り組むことが重要となります。

本に付箋を貼る

ポストイット PIXTA

幅の広い付箋を用意し、以下のポイントに気を付けて読んだ本に付箋を貼ってみましょう。付箋を貼るのは読みながらではなく一度通して読み終えた後になります。

  1. 印象の強かった部分
  2. ストーリーに変化があった部分
  3. 主人公のセリフなどで感銘を受けた部分
  4. 付箋は2回目に本を読んだ際に貼るようにする

付箋を貼った部分にメモをとる

メモ PIXTA

付箋を貼った部分にメモをとります。以下のポイントをご参考にしてください。

  1. どの部分が特に印象深かったか、どう感じたか、読んだ時の気持ちなど
  2. ストーリーの変化はどのようなものだったか、また、どのように感じたか
  3. 主人公のセリフを読み、どのように感じたか

ポイント③学年別、読書感想文の構成の作り方

低学年と高学年とでは、読書感想文の書き方などのコツが違いますので、それぞれの学年での読書感想文の書き方のコツを分けてご紹介します。

低学年へのアドバイス

子供 PIXTA

  1. 本にはどんなことが書かれていたか振り返りまとめる
  2. 付箋を付けたメモの中から、一番感想を書きたいと思った箇所を選ぶ
  3. 本を読んでどのように感じたか、本を読む前と読んだ後の気持ちの変化もまとめる

以上の3つをおさえたうえ、まとめたものを原稿用紙へ書いていきます。低学年の場合は、句読点や漢字の間違いが無いように注意し、一番書きたかった部分を子供なりの言葉で丁寧に書くことが重要です。

です・ます調で書くのが好ましいでしょう。

高学年へのアドバイス

小学生 PIXTA

  1. 付箋(メモ)を整理し、一番書きたい部分を決める
  2. 文章の構成を決める(導入部分・本編・締結部分に分けてまとめておく)
  3. それぞれの構成でどのような内容の感想を書いていくのか、具体的に新たなメモ(作文の下書き)を作る

小学校5年生・6年生ともなれば、感想文にもひとつのストーリーのような文章の流れを要求されます。

読書感想文の導入部分となる、一番感想を書きたいと感じた部分について、どうして書くことを決めたのか、そしてその書きたかった部分についての感想の本文、そして本を読んだ後の自分の気持ちの変化など、おおよそ3つの構成でまとめます。

全学年共通のアドバイス

読書 PIXTA

全学年共通で大切なポイントは、書き上げた読書感想文を読み直してみるということです。

誤字脱字だけでなく、同じ言葉を複数回使っていないか、です・ます調の文体は崩れていないか、特に低学年の場合は親子で2回以上は読み返しましょう。

高学年の場合も、もちろん親子で数回読み返してみることでより完全な形の読書感想文が仕上がると思います。

小学生の読書感想文は本選びが大切です

小学生 PIXTA

小学生が読書感想文を書くことは、今後の人生で幾度となく書くであろう作文や論文に対するはじめの一歩のようなものです。親としては力が入りがちではあるかと思いますがお子さんと一緒に本選びから取り組んでみて下さい。

低学年のうちに読書感想文を書くコツをつかんでおけば、高学年になって長文の感想文を書くことが求められても上手に構成を考えることができるようになると思います。

子供が選んだ本を親子で一緒に読み感想を言い合うことで、感想文を書くためのヒントが出てくることもあります。付箋でいっぱいにしながら親子で話すのも良いでしょう。ぜひ楽しんで読書感想文親子で取り組んでみてください。

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本記事は必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて、医師その他の専門家に相談するなどご自身の責任と判断により適切に対応くださいますようお願いいたします。なお、記事内の写真・動画は編集部にて撮影したもの、または掲載許可をいただいたものです。

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