子供の名前は誕生月の石から考えよう
名前は親から赤ちゃんに最初に渡すプレゼントです。誕生したその瞬間から親の宝物になる赤ちゃんに、誕生石をヒントにキラキラ輝く素敵な名前を考えてみましょう。
今回は1958年に全国宝石商組合が決めた誕生石を元に紹介していきたいと思います。1ヶ月に複数の誕生石がある場合には、ひとつだけ選んで紹介してあります。
1月
1月の誕生石であるガーネットは柘榴石ともよばれています。透明なものは宝石として利用されますが、粒子の細かいものについては紙やすりなどにも使われます。
複雑で深い色味を持つガーネットの意味と、そこから連想される名前を紹介します。
誕生石:ガーネット
- 和名:柘榴石
- 意味:勝利・貞操・真実・友愛・忠実・権力・優雅
ガーネットから考える名前
- 男の子:勝利(まさとし・かつとし)、忠実(ただつね・ただなお)
- 女の子:真実(まみ)、友愛(ゆあ)、優子(ゆうこ)
2月
2月の誕生石はアメジスト。紫は古代日本において高貴な人しか身に着けることができなかった色であり、最高位の水晶とされています。
実は日本でもとることができるアメジストの意味や、考えられる名前について紹介します。
誕生石:アメジスト
- 和名:紫水晶
- 意味:誠実・心の平和・高貴・平静・楽しい夢
アメジストから考える名前
- 男の子:誠(まこと)、高貴(こうき)
- 女の子:千晶(ちあき)、静(しずか)、心(こころ)
3月
アクアマリンは青や緑の輝きを持つ石。ラテン語の「海水」という意味から名付けられたその名は夏と相性が良さそうですが、3月という春の季節の誕生石になっています。
3月生まれの赤ちゃんにおすすめしたいアクアマリンの意味と、そこから考えられる名前をあげてみます。
誕生石:アクアマリン
- 和名:藍玉
- 意味:聡明・沈着・勇敢
アクアマリンから考える名前
- 男の子:聡(さとし)、聡太(そうた)、勇太(ゆうた)
- 女の子:藍(あい)、聡子(さとこ)、勇(ゆう)
4月
「永遠の輝き」というキャッチコピーが有名なダイヤモンドは4月の誕生石で、指輪などの宝石として日本でもたいへん人気があります。結婚指輪や婚約指輪に良く使われるのは今更説明するまでもないでしょう。
世界一硬い鉱物といわれるダイヤモンドの意味と、連想される名前を紹介します。
誕生石:ダイヤモンド
- 和名:金剛石
- 意味:不屈・清浄無垢・純潔・永遠の絆
ダイヤモンドから考える名前
- 男の子:剛(つよし・ごう)、純(じゅん)、潔(きよし)
- 女の子:清子(きよこ、さやこ)、純子(じゅんこ)
5月
世界の4大宝石の1つとされるエメラルドは5月の誕生石です。あのクレオパトラなども好んで身に着けた宝石といわれており、時代によっては薬として用いられていたようです。
深い緑色の輝きを持つエメラルドの意味と、考えられる名前についてあげてみます。
誕生石:エメラルド
- 和名:翠玉
- 意味:夫婦愛・幸福・幸運・誠実・清廉
エメラルドから考える名前
- 男の子:翠(あきら)、福(ふく)、誠一郎(せいいちろう)
- 女の子:翠(みどり)、愛(あい)、清美(きよみ)
6月
6月の誕生石であるパールは冠婚葬祭などフォーマルな場においてのアクセサリーとされています。日本では主にアコヤガイなどからとれる宝石で、天然のものはたいへん高価です。
ママも1つは持っておきたいパールの意味と、考えられる名前をあげてみます。
誕生石:パール
- 和名:真珠
- 意味:純粋無垢・健康・長寿・富
パールから考える名前
- 男の子:純一(じゅんいち)、健(けん)、康(やすし)
- 女の子:真珠(まみ)、珠里(じゅり)、純美(すみ)
7月
7月生まれの赤ちゃんの誕生石はルビーです。コランダムとよばれる鉱物の中で赤色に発色するものについてルビーとされ、青く発色したものがサファイアとよばれます。日本では指輪やピアスなどの宝石として人気が高いですね。
見た目とおり「情熱」などの意味を持つルビーから連想される名前について紹介します。
誕生石:ルビー
- 和名:紅玉
- 意味:情熱・威厳・勇気・仁愛・自由・熱情
ルビーから考える名前
- 男の子:巌(いわお)、勇気(ゆうき)、仁(じん・ひとし)
- 女の子:小紅(こべに)、仁愛(にいな)
8月
8月の誕生石はペリドットです。あまりなじみのない石かもしれませんが、爽やかなグリーンの輝きを持つ宝石であり「夫婦愛」などを意味を持っているため人気があります。
別名「ペリドート」ともよばれる8月の誕生石の意味と、考えられる名前をあげてみます。
誕生石:ペリドット
- 和名:かんらん石
- 意味:友愛・夫婦愛・夫婦和合・幸福・なぐさめ・豊穣・知恵・勝利
ペリドットから考える名前
- 男の子:豊(ゆたか)、勝(まさる)
- 女の子:友子(ともこ)、和(のどか)、知恵(ちえ)
9月
9月の誕生石サファイアはダイアモンドの次に硬いとされ、宝石としての価値がとても高い石です。青く輝く宝石は中世ヨーロッパでは司祭の指輪として使われるなど神聖なものでした。
そうした人気のあるサファイアの意味と、考えられる名前を紹介します。
誕生石:サファイア
- 和名:青玉
- 意味:慈愛・誠実・徳望・真理・貞操
サファイアから考える名前
- 男の子:誠二(せいじ)、誠徳(まさのり)
- 女の子:愛美(まなみ)、真理(まり)、操(みさお)
10月
トルマリンは赤やピンクだけでなくさまざまな色があります。ブレスレットやネックレスなどに利用されることもあり、マイナスイオンや遠赤外線を発生させるといわれますがこれは科学的な根拠にとぼしいです。
さまざまな意味を持つトルマリンについてと、連想される名前を紹介します。
誕生石:トルマリン
- 和名:電気石
- 意味:無邪気・潔白・寛大・貞節・思慮深さ・素直な心・安楽・忍耐・心中の歓喜・ 希望・友情・以心伝心・満願成就
トルマリンから考える名前
- 男の子:寛太(かんた)、忍(しのぶ)
- 女の子:希(のぞみ)、忍(しのぶ)、友美(ともみ)
11月
11月の誕生石は友情や潔白など、誠実な印象の意味を持つトパーズです。和名は「黄玉」ですが黄色だけでなくさまざまな色味のある石であり、ブルートパーズやピンクトパーズなどもあります。
トパーズの意味とそこから連想される名前を紹介します。
誕生石:トパーズ
- 和名:黄玉
- 意味 :友情・希望・潔白・忠実・知性・幸福
トパーズから考える名前
- 男の子:忠(ただし)、福輔(ふくすけ)
- 女の子:美友(みゆ)、望美(のぞみ)、知子(ともこ)
12月
12月の誕生石はラピスラズリで、瑠璃という和名を持ち人気のある石です。深みのある斑点の混ざった藍色は、女性に好きな人が多いかもしれません。
そのままで名前にするのも素敵な「瑠璃」について、石の意味から考えられる名前についても紹介します。
誕生石:ラピスラズリ
- 和名:瑠璃
- 意味:永遠の誓い・清浄・疫病払い
ラピスラズリから考える名前
- 男の子:誓太(せいた)、清一朗(せいいちろう)
- 女の子:瑠璃(るり)、瑠璃子(るりこ)、浄子(きよこ)
誕生石から名前を決めるときは漢字の意味も考えて
今回は誕生石の意味や別名を重視して名前を挙げています。このようにひとつのことを重視すると、漢字そのものの意味を見落としてしまう可能性もあるのでその点には注意が必要といえます。
例えば5月の男子名の例にある「翠(あきら)」ですが、この漢字はカワセミのメスを表すときもあります。男の子なのにメスの意味がある漢字をつけるということに疑問を感じる人もいるかもしれません。
このような場合には、その漢字を使うか家族で良く話し合って決めましょう。