妊娠して初めて気づいた、妊婦ならではのストレス。どう対処すればいい?

妊娠・出産を経て女性の心身は大きく変化します。その変化は個人差が大きく、自分でも予測はまったくできないものです。ストレスを感じる機会も少なくありません。筆者自身も6年前に妊娠がわかり、出産までの間には「こんなこともストレスに感じるんだ…」と自分でも驚いてしまうような数々の地雷がありました。この記事では筆者自身の体験を振り返りながら、そんなストレスを解消・緩和した方法をお伝えします。

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妊娠・出産は個人差が大きく、答えが一つではない

妊娠・出産と一口に言っても、その経過は人それぞれです。何かストレスや悩みを感じたとしても、「この方法なら誰でも絶対に大丈夫」といえる対処法はありません。

私が妊娠中、特にストレスを感じていたことは次の3つです。いずれも、いざ妊娠してみてはじめて「これは困った」と感じたことでした。

  • 食べづわり
  • 長時間の電車通勤
  • かかりつけ医との相性

妊婦向けの雑誌や書籍を読んでも、最大公約数的な情報しか載っておらず、自分の悩みに100%合致する回答は載っていない。かかりつけ医に相談しても思うようなアドバイスを受けられない。出産経験のある友人に聞いてみても、なかなか同じような悩みを持つ人はいませんでした。

自分が欲しい情報を見つけるのに苦労し、インターネット掲示板のさまざまなスレッドを読みあさっていたことを覚えています。

つわりの症状も対処法も人それぞれ

お腹 PIXTA

妊娠がわかってまず悩まされるのが「つわり」でしょう。つわりといえば「吐きづわり」というイメージでしたが、自分が妊娠してみると、つわりと言ってもさまざまな種類があることを知りました。

私の場合は「食べづわり」。吐くことこそなかったものの、空腹でも満腹でも気持ちが悪いのです。適度にお腹が満たされた状態を保たなければいけませんでした。

当時の通勤時間は片道1時間ほど。乗り換えは1回のみで、具合が悪くなってもなかなか途中下車がしにくかったため、電車の中で空腹になることへ恐怖心すら抱いていました。

周囲の妊娠経験者に聞いても、私と同じようなつわりだった人がおらず、妊婦向け雑誌にも情報が見当らず。途方に暮れたものです。

一口で食べられるものをお守り代わりに

ビスケット amana images

食べづわり対策で試行錯誤をしているうち、インターネット掲示板で見つけたのが「空腹にも満腹にもならない程度に、常に少しずつ食べる」という方法です。

小さいクッキーやビスケットなど、電車内でも目立たず一口でさっと食べられるものを持ち歩くように。電車に乗る前に必ずバッグの中身を確認し、忘れてしまったなら駅の売店で購入。一口で食べられるもの当時の私にとってのお守りで、バッグに入っているだけでも安心できたように思います。

電車通勤は苦行…マタニティマークにもためらいが

マタニティマーク PIXTA

マタニティマークに賛否両論がある。そもそもマタニティマークの意味を知らない人もいる。これらも、自分が妊婦になってはじめて気付いたことの一つです。

妊娠中も仕事を続け、以前のように片道1時間かけて通勤していた私。つわりがあった妊娠初期はお腹が目立たないため、具合が悪くても耐えるしかありませんでした。しかも夏の暑い時期にかかったため、なおさら体力が消耗したことを覚えています。つわりが終わった後も、特にお腹が大きくなった妊娠後期以降は冬でコートを着ていたためか、やはり妊婦と気づいてもらえず。

決してマタニティマークを印籠のように見せつけて電車に乗っていたつもりはありませんが、バッグにつけていたところで席を譲ってもらうことはごくまれでした。

賛否両論あることも踏まえて、「席に座れたらそっとマタニティマークを見える位置に出す」という結論に。もっとも、マタニティマークの意味を知らない人もいるので(私の夫がそうでした)、気にし過ぎていただけもしれません。

満員電車を避けるため通勤時間を調整

通勤 PIXTA

当時の職場はフレックス制だったため、体調に悪いときは出勤時間を後ろ倒しにすることで満員電車を避けていました。ただ、もし定時厳守の会社だとしたら、毎日の通勤は不可能だったでしょう。

「母性健康管理指導事項連絡カード」の存在も産後はじめて知りました。妊婦さんの健康状態をみて、勤務時間の短縮などが必要だと医師が判断した場合、この書類を勤務先に提出することができます。その結果、仕事量や出勤時間の調整などがしやすくなるはずです。

この書類の存在、上司の立場にいる人たちも意外と知らないようです。妊婦さんを部下にもったことのある夫も知りませんでした。もしつわりなどで体調が思わしくなければ、かかりつけ医と勤務先に相談してみてください。

長いお付き合いになる産婦人科医との相性も大事

医師 PIXTA

妊娠中のかかりつけ医を「家から近く、通勤途中に通いやすい」「なんとなく女医さんのほうがいい」という理由で選んだ私。実際に会ってみると至極ドライな性格の方でした。

お腹がだいぶ大きくなってきた妊娠後期には、いわゆる「後期つわり」に悩まされることに。胃が圧迫されていたからでしょうか、げっぷが出そうで出ず、喉にビー玉が詰まっているような不快感が続いていました。また、妊娠前なら1回分の量でも、一気に食べると動悸や息切れ、めまいに見舞われることも。

そんな症状について相談すると「そんな話は聞いたことがないですね」で終了。結局インターネット掲示板を読み自分なりの対処法を見つけるしかありませんでした。

性格面で相性のよいかかりつけ医がベター

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産婦人科の先生とは、妊婦健診だけでも14回は会うことになります。同じお医者さんとこれだけの回数、長期間にわたってお付き合いし続けることも人生でなかなかありません。

特にはじめての妊娠ではささいなことでも不安に思ってしまうもの。もしママ友やインターネットの口コミなど参考にできるものがあるなら、妊娠中のかかりつけ医を探す際はお医者さんのキャラクターにも加えたほうがいいかもしれません。

また、出産するまでは地域のほとんど知り合いがいなかった私。産後、地域の育児教室で知り合ったママ友たちとは今でも仲が良く、保育園探しの際はお互いに情報交換をしたものです。妊娠中からママ友を作っておけば、かかりつけ医探しももっと納得のいくものになったのではと思います。

妊娠・出産に正解はない。気負いすぎないで

野原 PIXTA

妊娠・出産にまつわることはとにかく個人差が多いため、絶対的な正解はありません。ケースバイケースで対処していくしかない面もあります。

少なくとも「妊娠すると思いがけないことでストレスを感じるもの」と理解しておくだけでも、だいぶ気が楽になるかもしれません。自分の思い通りにならないのが妊娠・出産です。気負わず、無理をせず、貴重な妊婦生活を過ごしてくださいね。

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