「妊娠したい」と思ったら確認すべき、健康や生活のチェックポイント

赤ちゃんが欲しいと思うときには、まず自分自身の体を知り、より良い状態に保っておくことが大切です。赤ちゃんが育つ場所となる子宮にトラブルはないか、生理はきちんときているかといった健康上のことや、生活習慣や夫婦関係に問題はないかといった生活面のことも、より妊娠しやすい状況にするために確認しておきましょう。心身ともに元気な状態でいることは、妊娠するまでだけではなく、妊娠中や産後のことを考えてもとても重要です。

妊娠するために確認したい体のこと

妊娠するためには、女性の体の状態がとても大切です。妊娠するかどうかだけではなく、妊娠中や産後の子育てのことを考えても、健康状態に気遣っておいた方が良いですね。

自分の体について知っておくことは、妊活の第一歩。一つ一つの要素をていねいに知り、必要な対処をしておきましょう。

子宮のトラブル

子宮に以下のようなトラブルがある場合、不妊の原因となっている可能性があります。生理痛が強いなどの場合は原因が隠れているかもしれません。早めに医療機関で原因を特定しましょう。

  • 子宮内膜症
  • 子宮腺筋症
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜ポリープ
  • 性感染症
  • 無排卵
  • 高プロラクチン血症
  • 黄体機能不全
  • 甲状腺機能異常

服薬で治療できるものもあれば、手術が必要な疾患もあります。家族で相談し、妊娠を望むのであれば早めに治療を行うことをおすすめします。

生理不順

生理 PIXTA

生理不順にはいろいろな種類があります。

  • 稀発月経(きはつげっけい):月経の間隔が39日以上あく状態
  • 頻発月経:月経が24日以内の間隔でくる状態
  • 過少月経:2日以内で月経が終わってしまう状態
  • 過多月経:8日以上だらだらと月経が続く状態
  • 無月経:3ヶ月以上月経がない状態

正しい生理周期は28日~30日間隔といわれています。生理不順をそのままにしておくと、妊娠しにくくなるリスクがあります。生理不順になっていると感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

冷え性

半身浴 PIXTA

体が冷えると体全体の血行が悪くなります。卵巣や子宮への血の巡りが悪くなり、月経痛や不妊といった症状が出る可能性があるともいわれています。シャワーで済ませてしまっている場合は、できるだけ湯船で温まるようにしましょう。血行が良くなってリラックスできますよ。

また、排泄しきれないほどたくさんの水分をとると体が冷えることに繋がります。水分をとりすぎないようにしましょう。特に、物理的に冷たい飲み物は体を冷やしてしまいます。冷たい飲み物が好きな方は、飲みすぎに注意しましょう。

基礎体温

基礎体温 PIXTA

基礎体温を測ることは、自分の体が排卵をしているのか、また規則正しく排卵できているかを知るために有効な手段です。婦人科体温計を用意し、朝起き上がる前に体温計を口にくわえて毎日体温を計測しましょう。

専用のノートなどを使ってグラフにしてみると、周期の中での体温の変化がわかりやすく管理できます。基礎体温表には以下の項目を記入するようにしましょう。

  • 月日
  • 月経周期
  • 体温(グラフで表す)
  • おりものや出血の状態

また、前日の飲酒や夜更かしなど、体温に影響しそうなことは記入しておくと、あとで振り返った時に参考になります。低温期と高温期が14日くらいずつ訪れるのが正常なグラフです。低温期のまま高温期が来ない場合や、グラフがガタガタしている場合には婦人科に相談してみましょう。

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生活習慣やパートナーとの関係

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体の健康だけではなく、生活習慣が健康的で、妊娠に向けた状態になっているかどうかも大切なポイントです。妊娠を希望している段階から、いつ妊娠しても良いような生活習慣を心がけ、パートナーとの関係も良好に保っていきましょう。

毎日の暮らしの中で、以下のような生活習慣を意識することで、健康を維持できるといわれています。

  • 栄養バランスのとれた食事をする
  • 運動の習慣をつける
  • アルコールを控える
  • 禁煙する
  • よく眠る
  • 適正体重を維持する
  • ストレスをためない

健康な体は妊娠のためにも大切ですが、特にアルコールとたばこは胎児に悪影響を及ぼすことがわかっています。妊娠を希望している場合は摂取しないように注意しましょう。

また、ストレスをためてしまうと体の不調の原因になるともいわれています。自分がストレスだと思っていたものの正体を突き止めることも重要です。

「仕事の拘束時間が長いことが負担」「やりたくない仕事を嫌々やっている」「義理の母親との付き合いがめんどくさい」など、「ストレス」だと感じているものが具体的に何なのかを分析してみる必要があります。

パートナーとの関係

夫婦 足 PIXTA

自然に妊娠するには、当然ながらセックスをすることが必要です。パートナーとの関係上、あまりセックスをしない場合には、排卵日を狙ってセックスをすることが難しく感じるかもしれません。

セックスに至るためには心の状態がとても大切です。「必要だから」という気持ちだけではうまくいかないことがあるでしょう。性生活が思うようにいかない場合には、できればカウンセラーや医師に相談してみることをおすすめします。

心的要因や、体の不調を解決しながら性生活を送れるようになると、妊活の不安も減らせる可能性があります。

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妊娠するために知っておきたいこと

夫婦 本 PIXTA

その他にも、妊娠を希望するうえで知っておきたいことがあります。それぞれの家庭によって状況はさまざま。家庭の状況に合わせて、夫婦で妊娠について話し合う機会を持っておくとよいでしょう。

排卵日を特定するには

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妊娠しやすい日は排卵日の2日前から前日といわれています。排卵日を特定するには以下の方法があります。

  • 基礎体温を測る
  • 尿中LHを検出する
  • 卵胞の大きさを見る

基礎体温は自身の月経周期や排卵の有無を調べるためには効果的ですが、人それぞれずれがあり、排卵のタイミングを確実に判断することは困難でしょう。月経周期のずれが1~2日程度であれば、タイミングをとる時期の参考にすることはできます。

より正確に排卵日を予測するには、排卵検査薬の使用がおすすめです。排卵検査薬は、尿に含まれる女性ホルモン(LH)の分泌量を調べて、排卵のタイミングを表示する検査薬のことをさします。

また、排卵日を特定する方法として、病院で卵胞の大きさを計測するという方法もあります。ただし、この方法は病院に行かなくてはいけません。排卵予測日の2~3日前に受診し、超音波検査で卵胞の大きさを計測します。卵胞が20mmを超えると思われる日が排卵予測日です。

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妊娠の適齢期

一般的に、妊娠の適齢期は35歳ごろまでといわれています。それ以上の年齢になると、卵子の加齢や質の低下によって、妊娠率が下がったり、流産の可能性が上がったりします。

35歳を過ぎて妊娠を希望する場合には、体外受精や顕微授精などの妊娠確率が高い治療を早めにスタートすることを勧める医師もいます。いつまでに病院を受診し、どういった治療に進むのかを夫婦で話し合っておくとよいでしょう。

男性不妊

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不妊の原因の半分は、男性側にあるといわれています。主な男性不妊の原因は精巣での精子形成障害といわれ、約9割を占めます。精子形成障害は精子が作られる機能に問題があるものです。

不妊治療は夫婦で行うことが理想ですが、初めに女性だけがスタートするケースもあるようです。しかし、男性が原因となっているケースも女性側と同じくらいあるため、できるだけ男性も検査を受けた方が良いでしょう。男性不妊が珍しいケースではないことを男性にも知ってほしいですね。

二人目不妊

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第一子が生まれたあと、第二子を希望して2年間、通常の性生活があるにも関わらず妊娠しない状態を二人目不妊といいます。二人目不妊にはいくつかの原因が考えられます。

  • 加齢
  • セックスをする機会の減少
  • 第一子出産時の大量出血や感染
  • その他の子宮、卵管のトラブル

第二子を希望するときは、第一子を妊娠した時よりも確実に年齢を重ねています。その分妊娠しにくくなっている可能性は否定できません。また、子育ての疲れからセックスの機会が減っている場合も、妊娠の機会が減少していることになります。

第一子の出産時に大量出血や感染などのトラブルがあった場合や、子宮筋腫などの婦人科疾患がある場合も妊娠しにくいでしょう。どの原因にしても、早めに原因を突き止めて解消することが大切です。不妊かもしれないと感じたら早めに医療機関に相談してみましょう。

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妊娠するには、まずは自分自身の健康管理から

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妊娠したいと思うときは、つい頭の中が赤ちゃんのことでいっぱいになってしまうかもしれません。しかし、赤ちゃんをおなかに宿すために大切なことは、自分自身の健康管理。自分の体の状態や生活が健康的かどうか確認してみましょう。また、パートナーとの関係を見直したり、妊活について夫婦で話したりする場をつくることも大切です。

妊娠したら起こりうる困ったこと(仕事との両立が困難・経済的に負担が大きくなるなど)があると、妊娠しにくくなります。それは、潜在意識が妊娠することに対してストッパーをかけるからです。

妊娠したらどのようなことが起こりうるかもあらかじめシミュレーションして、解決方法まで考えておくと安心です。妊娠をするためには、自分について知ることがスタート地点。現在の状況を知ったうえで、前向きに妊活を始めていきましょう。

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