妊娠中の妻の「地雷」になりうる要注意フレーズはこれ!
夫婦にとって奥さんの妊娠はとても嬉しいことですよね。そして赤ちゃんの誕生は2人にとって本当に待ち遠しいものです。
残り少ない2人だけの時間を幸せに過ごしたい!というのは2人の共通の願いのハズ、なのですが、実は妊娠中はとても夫婦喧嘩が起こりやすく、そして夫婦の絆も揺らぎやすいのです…。
何の気なしに発言したことに対して奥さんがいつもより激しく怒ってしまうことも。これからパパになるあなたにとって「そんなつもりじゃなかったのに」ということも増えてしまうかも。
妊娠中、奥さんは別人だと思うべし
妊娠中は、奥さんは別人だと思ってください。
些細なことでは傷つかない、怒らないタイプだった奥さんも妊娠・出産の不安で精神が不安定になり、傷つきやすくなっているかもしれません。
これだけは言ってはいけない15の言葉!
それでは、妊娠中の奥さんに言ってはいけない言葉を15個ご紹介します!
どれもついつい口に出してしまうものばかり…。旦那さん、気をつけてください。
1.つわり、大げさなんじゃない?
つわりで寝込んでいる奥さんに「大げさ」は禁句です。つわりは人によって全く違います。
周囲の誰かと比べないで
「俺の友達の妻はつわりでも料理できた」とか「全然しんどそうじゃなかった」なんて、周囲の妊婦さんと比べられると悲しいですしストレスを感じます。
「二日酔いみたいなもの」とよく育児雑誌にも書いてありますが、二日酔いも個人差がありますよね。旦那さんの想像する「二日酔い」よりも、もっと厳しい状況だと思っておいた方がいいでしょう。
2.仕事休めていいなあ
冗談のつもりでも絶対に言わないでください。
奥さんは休みたくて休んでいるのではありません。2人の子供の妊娠・出産という大仕事のため休んでいるのです。
育児が始まれば有給も定時もない
育児が始まれば、仕事のように定時・残業の区切りなどない24時間育児の生活に追われます。
「いいなあ」なんて言われたらとても腹が立ちます。妊娠中も育児のための準備もしていますし、体は出産に向けて変わり続けているのに。
そんなことを言ったら一発であなたへの信頼はゆらいでしまうかも。
3.何でもいいや
妊娠中、奥さんに「赤ちゃんの安産祈願はどこにいく?」とか「赤ちゃんの名前どうする?」なんて聞かれたとき、「何でもいい」は禁句です。
赤ちゃんのことはなんでも2人で決めたいと思っている奥さんはとても多いです。だって2人の赤ちゃんですから。
まだまだ生まれていなくて、旦那さんにとっては実感のない時期かもしれませんが、赤ちゃんのこと=2人のことと思ってしっかり考えましょう。
聞いてないのは言語道断
我が家ではパパが話を半分以下しか聞いていないのに、適当にあいづちを打っていて、後で話すと「聞いてなかった」ということも多くとてもストレスでした。
そしてその後は極めつけの「何でもいいや」。
これでは何も相談する気をなくしてしまいますし、パパとしてやっていってくれるか不安になりますね。
4.家で休んでるんだからできるでしょ
産休中の奥さんが、家事ができなくなったり、家事のレベルが下がることはよくあることです。それはあなたにとってイライラすることかもしれません。
あなたが外で仕事をしている間、家でただゴロゴロしていると感じるかもしれません。しかしそれは違います。
妊娠中は思ったように動けない
妊娠中パパに「冬眠中のクマ」と言われてものすごく腹が立ったことがありました。要は休んでいるだけだから、しっかり家のことをやってほしいということらしいのですが、とても悲しい気持ちになりました。
妊娠中は体が重くなるだけでなく、赤ちゃんの大きさで内臓が圧迫されて苦しくなったり、すぐに立ちくらみを起こしたりして、普段と同じ動きができなくなるのです。
簡単に「できるだろ」という発言は絶対にやめてあげましょう。
5.太ったね
妊娠中は体重が増加するものです。大抵の女性は妊娠中に少しふくよかになります。
しかし、それを気にしていない女性は少ないでしょう。
本当は奥さん本人が一番気づいてる
体形が変わって嫌だと思っても「赤ちゃんのため」と思って頑張っているので、「太った」「産後その体形戻るの?」等という発言はやめましょう。
恐らく奥さん本人が一番気にしています(私がそうでした)。
6.寝すぎじゃない?
妊娠中、ふだんよりも眠くなる方は多いようです。無理せず眠れるときに眠ることは、おなかの赤ちゃんにとっても大切でしょう。
いつもよりたくさん寝ていることが多いと思いますが「寝すぎ」と言うのはやめて、寝かせておいてあげましょう。
あんただって寝るじゃないか!と思ってますよ
パパも仕事から帰ってきて疲れたら、何もしないで寝ることがありますよね。奥さんもお腹の中で赤ちゃんを育てていたら、それは体にとっては大仕事。眠くなります。
「寝すぎ」と言っている旦那さんが「疲れた~」と昼まで寝る姿を見て「あんただって寝るじゃないの!」と思っていました・・・。
7.俺はタバコ吸ってもいいよね?
妊娠中の奥さんはタバコは吸えないけど、俺は吸っても大丈夫、なんて思っていませんか? 副流煙による受動喫煙はおなかの赤ちゃんにも悪影響があると言われています。
少なくとも奥さんの前では吸ってはダメ。産後の生活を考えたら禁煙も視野に入れるべきです。奥さんは「一服」の時間すらない育児生活を送ることになるのです。
8子供が生まれるまでにガンガン飲んどこう!
これ、言っちゃう旦那さん意外と多いです。そしてこのとき、奥さんはものすごいストレスを感じています。
生まれた後に飲み会を減らしてくれるのは嬉しいのですが、妊娠中は奥さんは飲みに行けず、おなかが大きくなればなかなか出歩けず、家で寂しくなっていることも多いので、なるべくなら一緒にいてほしいというのが本音。
奥さんとの時間も大切に
飲み会無し!とは言いませんが、奥さんと一緒にいる時間もしっかり確保するようにしましょう。
あなたは「予定日の○月までは自由!」と見通しを立てているかもしれませんが、奥さんは妊娠が分かってすぐに、いきなり自由がなくなっているのです。
我が家では「月の飲み会3回まで!」とルールを決めて、パパもそれを守っていました。
9.俺の方が大変
仕事をしている旦那さんは確かに大変です。社会的な責任もありますし、朝から晩まで会社で働いているわけですから。
しかし「仕事をして稼いでいるから俺の方が大変」という言葉は絶対に言ってはダメです。奥さんも「おなかの中にもう1人の人間が居て24時間、行動が制限されている」わけです。
初産なら今までに経験したことのない「妊娠」という大仕事に疲れていますし、2人目、3人目なら、お姉ちゃんやお兄ちゃんのお世話もこなしています。
どちらも大変
育児が始まるとさらに「大変比べ」になってしまうことが多くなるかも。我が家も実際にそうです。
でも「どちらも大変」。2人とも本当はわかっているけれど、余裕がなくなるとつい喧嘩になってしまいます。
「あなたは楽でしょう」という発言はお互いにやめて、「一緒に頑張ろうね」と言い合えるとよいですね。
10.まだ育児していないんだし家事はやってよ
「子供が生まれたら家事は分担」としている夫婦は多いようですが、妊娠中は全然分担していない(ほぼ奥さんがやっている)夫婦も多いようです。
奥さんがそれで了解しているなら別ですが、頼まれても「生まれたら分担するし」というのはやめましょう。妊娠中も奥さんは大きなおなかを抱えて家事をするのは本当に大変です。
「手伝い」ではなく「受け持ち」を
積極的に家事を分担し、受け持つようにしましょう。「手伝い」という感覚は捨てるべきです。
我が家では妊娠中、やはり「家事はやってよ」発言で喧嘩になりましたが、結局ごみ出しは妊娠中からパパの仕事に。夕飯の片づけも積極的にやってもらっています。
11.面倒くさい
妊娠中は、出産に備えたバースプランを考えたり、入院準備品を購入したり、赤ちゃんのお世話グッズを選ぶなどやることがいっぱい。しかし、正直「面倒くさい」と感じてしまう旦那さんもいるはず。
しかしそれを言葉に出してしまうのはいけません。2人の赤ちゃんの誕生に向けて、奥さんは一生懸命考え、行動しようとしています。できる限り一緒に考え、行動しましょう。
本当にできない時は別の時間にしっかりと
とはいえパパも疲れていて話せない、頭が回らないときもありますよね。本当に疲れていてできないときは、否定せず「後でちゃんと話そう」と伝えましょう。
我が家では私がしつこくなんでも話しかけるので「めんどくさい」と言われてしまうことがありますが、そのときには後でパパから時間があるときに声をかけてもらい、落ち着いて話しなおすようにしています。
12.両親学級は行かなくていいよね?
「俺は仕事が忙しくて沐浴もできないし、両親学級は行かなくて良いでしょう」なんて絶対に言わないで。
実際は沐浴もできない、子供に顔を合わせない日が多いほど忙しいこともあるかもしれません。しかしそれで「行かない」と言われては、奥さんとしては「やる気ないんだな」と思ってしまいます。
さらに、自分ができない日が多いにしても、沐浴とはどんなもので、どういったお世話なのか、ということや、妊娠・出産そのものについて知ることは、奥さんの状態を正しく理解することに繋がります。
奥さんも「知ろうとしてくれている」ことに対してとても嬉しく思うものです。仕事の調整ができる場合はぜひ参加をしてみてくださいね。
どうしてもいけないときは「知る努力」を
どうしても仕事の都合などで行けない場合には「後で資料をちゃんと読むから見せて」と話をしておいたり、YouTube等で両親学級の動画を見るなど、理解する努力は忘れずに。
我が家もパパが仕事が忙しく両親学級に行けませんでしたが、パパはYouTubeで沐浴のビデオを見てもらいました。結局生まれたら、パパも沐浴がやりたくて頑張って早く帰ってきていました。
13.男か...(女か...)
性別が判明したとき、ついつい本音の反応が出てしまいますよね。「本当は男の子(女の子)が欲しかった」という思いがあるかもしれません。でも絶対に言葉に出さないでください。
我が家は1人目、2人目と希望通りの性別でしたが、友人の旦那さんが「また女か」と言った件を、ママはずっと気にしていました。
奥さんだって同じように思うことがあるかもしれませんが、実際に出てくる赤ちゃんを無条件に愛することはパパ、ママ2人の大切な役目です。
あなたががっかりする様子を見せることは奥さんをとても不安にさせてしまいます。ぜひその瞬間の感情はそっとしまって「元気ならどっちでも良いんだよ!」と伝えてください。
14.お前が使うものだしな
育児グッズを選びに行ったとき、抱っこ紐やベビーカーを選ぶとき「お前が使うんだから好きなのにしろよ」と言ってしまう旦那さんとても多いです。しかしこれはNGワード。
「自分は抱っこ(ベビーカーを押す)するつもりないんだね」と思われてしまいます。
赤ちゃんを運ぶのはパパの役目に
抱っこひもで赤ちゃんを抱っこすることはとても疲れます。
赤ちゃんはすぐ大きくなり10㎏を超えます。いつまでも奥さんだけに抱っこさせようなんて思わないでください。ベビーカーも同様です。
「自分も使うもの」として真剣に育児グッズ選んでみましょう!
15.立ち会い無理、グロいから
立ち会い出産について「グロテスクなので嫌だ」という男性は多いと思います。しかしそれはそのまま奥さんに伝えないで。
奥さんにとって出産は「グロい」ものなんかではありません。赤ちゃんと出会うための大切なことで、そしてとても怖いことでもあります。「グロい」の一言でとても傷ついてしまうのです。
奥さんが「立ち会ってほしい」と言ってきた場合は、なるべく前向きに考えてほしいものですが、立ち会えない場合は「血が苦手で倒れたら迷惑がかかる」等、もう少し傷つけない言い方を心がけましょう。
我が家は立ち会って大成功
うちのパパは血が苦手で、最初「グロいから嫌」と言われ、私はショックだったのですが、「子供の生まれる瞬間は見たい」と結局頑張って出産に立ち会ってくれました。
結果、旦那は「わが子は生まれたての血のついた姿でも全くグロくなんかなかった」と話しています。全くたじろぐことなく、必死に写真を撮影していました。
いつもより少し思いやって、パパママになる準備を
奥さんの妊娠中の期間は、夫婦2人にとって大切な「パパママになる準備期間」。
パパに対するお願いだけを書いてしまいましたが、夫婦でお互いに相手を気遣うことを意識すべき期間です。子供が生まれたら2人の自由な時間は減り、ただでさえストレスが溜まってしまうことがあり、更に気遣いが大切になってきます。
奥さんの妊娠中、夫婦でお互いに普段より思いやりを持った話し方を心がけることで、2人の愛情が深まり、これから生まれてくる赤ちゃんにとって「大好きなパパママ」になれることでしょう。