2人目妊娠時、頼れる人が近くにいない場合どうしたらよい?
新たな生命が宿っていることが分かると、初めての妊娠と同じようにとてもうれしいもの。ですが、生活環境や住んでいる場所によっては、「陣痛スタート時から退院まで、上の子供をどこに預けよう…」「万が一夫にも頼れない状況の場合どうしたらよいのだろう…」と、不安を感じてしまうことも。
上の子供が未就園児や保育時間が短い幼稚園通いだったり、実家や義実家、親戚宅が自宅から遠かったりする場合は、特にどうするべきなのか迷ってしまうのではないでしょうか。
妊娠、子育て、妊活中の女性向けアプリ「ママリ」でも、下記のようなママのお悩み投稿がありました。
上の子がそのころには
2歳すぎくらいなんですが
実家が両方とも遠くて
保育園とかにも通ってません。
そういう方はどうやって
二人目を出産したんでしょうか?💦
陣痛時や入院中はどうされましたか?💦
旦那も仕事が忙しく
なかなか休みなどはもらえません💧
よければ教えてください💦
2人目を妊娠中のママからの投稿です。上の子供がまだ小さく、実家・義実家も遠方で簡単に頼れそうにない、パパも仕事が多忙でいざというときに子供を頼めるのか不透明…と、悩みと不安でいっぱいになってしまっている様子が目に浮かびますね。
筆者自身も、2人目の子供が欲しいと考えたことがありましたが、夫が基本的には平日ほぼ自宅にいないこと、実家・義実家ともに自宅からかなり遠方であることがネックになり、妊娠・出産に躊躇してしまっています。
もう1人子供が欲しいけれど、周りの人の協力が望めそうにない場合、他のママたちはどのようにその状況を乗り切ったのでしょうか。
私たちはこう乗り切りました!先輩ママたちの体験談
妊娠中~出産直後は、なるべく心配ごとや不安を減らして穏やかに過ごしたいもの。けれど「上の子供の預け先が見つかりそうにない」「親戚の力を当てにできそうでない」と悩んでいるママが少なからずいることも事実です。
もし良い解決法が見つからない…と焦っているようなら、一度先輩ママの声を聞いてみましょう。似たような状況のママの体験談を見れば、もしかすると参考になるかもしれませんよ。
今回はママリに寄せられた、実際の体験談をいくつか紹介します。
1.夫の会社に融通を利かせてもらう・念のため知り合いへ事前に頼んでおく
産院は、陣痛・出産時は子供は連れて行けず、出産後の翌日から上の子のお泊まりOKでした。入院の日(陣痛始まった時)だけが困ったので、念の為友人や上の子のママ友に、もしかしたら預けるかもしれないこと伝えておきました。
実際は夜中に陣痛始まったので大丈夫でしたが。
まず紹介するのは、「夫の会社に多少融通が利くよう頼んでおいてもらう」「万が一のために知り合いに声をかけておく」というもの。
パートナーが出産時・出産直後にいてくれたら、やはりうれしいし心強いですよね。普段仕事が多忙で帰宅も午前様が当たり前…という場合でも、事前に会社や上司に申告しておけば、多少の配慮をしてもらえるかもしれません。
わが家の夫も会社に「妻が妊娠して出産日が○月ころになりそうだ」と伝えると、陣痛開始の連絡があり次第早退可能&そして3日の有給を使うように、と言ってもらえ、実際に使用しました。おかげで娘の産まれてくる瞬間に立ち会うことができました。
また、友人や近所の親しい人に念のため声をかけておけば、出張中ですぐ駆けつけられないときなどの安心材料に。「基本的には自分で対処できるよう準備しているけど、万が一の場合はお願いしたい」などと伝えておけば、相手側ももし連絡があった場合、緊急度が高いと判断。すばやく駆けつけてくれるのではないでしょうか。
2.子連れ入院ができる病院を選択
次に紹介するのは「子連れ入院ができる産院を選択した」というもの。近年では核家族化が進んでいて、以前のように実家や義実家に上の子供を預ける、ということが難しい場合も。そんな家庭でも出産がしやすいよう、近年では上の子供や家族がママとともに入院可能な病院も増えてきています。
なかには先輩ママの投稿のように、院内に託児所が設置されている、家族の分まで食事の用意を頼めるなど、かなり助かるサービスがある病院も。病院選びをする際には設備や安全面だけでなく、家族へ対するサービス面の充実度も確認しておくと、入院時も安心して過ごせそうですね。
しかし、一概には言えませんが、サービス面が充実している病院は比較的人気が高く、分娩予約を取りづらい傾向に。もし利用を考えている場合には、早めに連絡をしておかないと希望の病院で予約が取れなかった…ということもあり得るので、注意が必要です。
3.長期休暇に合わせて計画分娩を
次に紹介するのは「計画分娩をしました」というもの。投稿してくれたママのように、大型連休と出産がうまくかぶれば、パパも有給などを利用することなく長い間そばにいてくれるので、上の子供がいても安心ですね。
他にも計画分娩は、事前に出産日を決めるので必要な物などの準備がしやすい、ママ自身が精神的にリラックスした状態でお産を迎えられるなどのメリットが挙げられます。ですが、メインの選択肢となる陣痛促進剤を使用しての出産と帝王切開どちらも費用が高い、母体へのリスクを考慮する必要があるなど、デメリットも。また計画分娩を希望しても、100%自分が希望した日に出産ができる保証があるわけではないので、選ぶ際にはしっかりと家族や夫婦で話し合っておくことが重要となります。
また似たような意見で、「家族がすぐそばにいられるように、自宅出産ができる助産院を選びました」という声もありました。
4.行政サポートをフル活用
お住いの地域にもこの制度があるかもしれませんので、役所に問い合わせるといいかもしれません。
次に、地域のファミリーサポートに登録しました。
これは、サポート会員として登録している方に、依頼会員が子供を1時間単位で預かってもらう、というものです。
以前住んでいた地域でも、私の地元でも、同じようなサービスがあったので、こちらもお住いの地域でもあるかもしれません。
そして、うちの子供たちはよく熱を出しますが、発熱時は一時保育やファミサポは利用できませんので、未就園児でも預かり可能な病児保育を探して登録しました。
こちらは「自治体の行政サポートを活用しました」というもの。
自治体によっては保育園の一時保育、地域のファミリーサポート制度、病児保育などのサービスが充実しているので、「うちの子供は保育園に通っていない…」という場合でも、子供の預け先に困ってしまう心配を回避できます。またそれらのサービスは出産時以外でも利用できる場合が多いので、登録だけでもしておくとのちのち便利でもあります。
もし、今住んでいる自治体にどのような行政サポートがあるのか分からない…という場合は、情報収集のために一度市役所・区役所の担当課へ相談に行く、もしくは自治体の公式ホームページをチェックしてみるとよいでしょう。サービスによっては事前登録や必要書類の提出などをしないと利用ができないという場合もあるので、しっかりと確認しておくことがポイントです。
5.一定期間親に来てもらう
五歳差で産んだので
慣れている幼稚園をあまり休ませたくなかったので、里帰りせず、
予定日の一ヶ月前に実母に泊まりで来てもらい、
産後一ヶ月健診翌日までいてもらいました。
予定日から遅れて産まれたので、予定より長くいてもらいました。
幼稚園がもともと保育料が高額で、休んでも支払いがあるとのことだったので、それを考えたら、実家で保育園行かせる費用と両方になるので、
その分を家事サポート費用に回した方がいいと思い、
実母が帰ったあとは、
市の少し割安の家事サポートを依頼して週に1日来てもらい、なんとか乗り越えました。
五歳差なので、着替えたり、食べたり自分のことは、できる子ですが、精神面のサポートがかなり大変なので、
上の子の気持ちを最優先に考え、家事などは手を抜いています。
最後に紹介するのは「一定期間親に自宅に来てもらった」というもの。
子供が幼稚園・保育園や学校に通っているため、里帰りするのは難しい…という場合には、実家や義実家から親に来てもらうというのも一つの方法。実母に来てもらえるようなら、安心感もひとしおなのではないでしょうか。親が自宅にいてくれる間に、上の子供とのふれあいも楽しんでもらえそうですね。
ただし、いくら気心知れた実母や義母であるとはいえ、親子だからこその配慮や感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしたいですね。さらに親御さんが現役で仕事をしているようなら、頼む際には来てもらう日数や時期にも注意をしましょう。
自分自身、そして家族になるべく負担が少ない方法を選びましょう
新たに妊娠が判明しても親に頼ることが困難、上の子供の預け先に困るという場合でも、状況を打破できる選択肢が実はいろいろあります。もし知らなかった…という方法があれば、時間があるときに調べてみたり相談してみたりすると良いかもしれませんね。
あくまでも自分自身、そして上の子供をはじめとする家族に負担が少ない方法を選ぶのが大切です。ぜひ家族でしっかり話し合って納得のいく方法を選択し、万全な状態で出産当日を迎えられますように。