病院に上の子を連れていけない場合、お世話はどうする?
2人目の出産入院で1人目と異なる点といえば「上の子がいること」。1人目のときは身一つで病院に飛び込めたものの、2人目となるとそうはいきませんよね。
病院によっては、陣痛中に上の子を同室に居させることができる場合もあります。その場合は、上の子の暇つぶしグッズ(音が鳴らないおもちゃや塗り絵など)があればひとまず安心。しかし、病院によっては陣痛室や病棟に子どもが入れないことも。こうした場合は、上の子のお世話についてじっくり検討しておきたいものですね。
ここからは、お世話について頼る相手の例と、確認したい内容をお伝えします。なお、ママが不在時の上の子のお世話について、ママだけで準備を進めるのは大変。ぜひ夫や家族と協力して進めましょう。
夫
夫が主となって上の子を見ていられるなら、念入りに打ち合わせてお任せしましょう。急な入院になったときは、仕事を休めるか、早退は可能かも確認しておくと安心です。特に出産予定日に近い時期は、入院に伴い仕事を休んだり早退したりできるよう、仕事の調整をしてもらえると助かりますね。難しい場合は、祖父母に頼る、あるいは一時保育など代替えの手段を一緒に考えましょう。
入院中に家事や上の子の世話で困らないよう、ものの位置や上の子が好きな遊びや食べ物などの情報共有をしておくと、双方安心です。
祖父母
実父母や義父母に頼れる場合は、打診しておきましょう。上の子がおじいちゃん、おばあちゃんになついていれば、より安心して預けることができますね。事前に何度か連れていって環境に慣らしておくのも手です。
祖父母の家に泊まりで預ける場合は、おもちゃやおむつ、歯磨きセットやパジャマなど、必要な物をカバンにまとめておくとスムーズに引き継げます。自宅に来てもらう場合は、出産前に子どものおやつや着替えの場所などを伝えおきましょう。家電の使い方も、慣れないうちは使いにくいため、話しておくと安心です。
ママ友
家族を頼りにくい状況のときなど、ママ友を頼るのも一つの方法です。信頼できる相手がいれば「急な陣痛が来たら夫が戻るまで預かってほしい」など、お願いしておくのもよいでしょう。
当日に突然打診するよりも、事前にいろいろなケースを想定して相談しておくと双方慌てません。また、ママ友も日によって予定がある可能性があるため、別の手段と並行して検討すると安心ですね。
ベビーシッターやファミリーサポート
ベビーシッターやファミリーサポートは、予約ができる頼り先です。また、急な入院などの際は翌日や当日のサポートに対応してくれる民間サービスもあります。自宅に来て預かってもらえば、子どもにとっては環境の変化が少なく過ごせます。事前登録が必要なサービスがあるため、早めに調べておきましょう。
可能であれば、出産前に一度利用しておくと、支援者の雰囲気が見られる上に子どもがなつくため、より安心して預けられそうですね。
保育園や子ども園の一時保育
保育園や子ども園でも、出産入院の際に一時的に預かってもらえる場合があります。利用方法や条件などは自治体や施設によって異なるため、問い合わせてみましょう。近所に一時保育のサービスがある園があると助かりますね。
すでに保育園や幼稚園に在籍している場合、出産入院中だけ家族の迎えがあるまで延長保育できるかなど、事前に確認しておくとよいでしょう。延長が難しい場合はママ友やファミリーサポートなどの手助けを受けて、家族が迎えられる時間まで預かってもらう手もあります。
準備をしておけば親子で安心
2人目の出産準備でママの気持ちの面で不安になりやすい「上の子のお世話」。しかし、さまざまなパターンをイメージしつつ早めに準備しておくことで、落ち着いて2人目出産にのぞむことができるでしょう。
家族と手分けしたりママ友などから情報を聞いたりして、効率的に自分たちの家庭に合う方法を見つけていけるとよいですね。